独断的映画感想文:ローン・サバイバー
日記:2016年4月某日
映画「ローン・サバイバー」を見る.
2013年.監督:ピーター・バーグ.
出演:マーク・ウォールバーグ(Marcus Luttrell),テイラー・キッチュ(Michael Murphy),エミール・ハーシュ(Danny Dietz),ベン・フォスター(Matt 'Axe' Axelson),エリック・バナ(Erik Kristensen).
精強を誇る米海軍特殊部隊ネイビーシールズ,アフガニスタンに派遣された1隊はタリバンの司令官を奇襲して暗殺するべく,レッドウィング作戦を開始する.
マーカス,マイク,ダニー,アクスの4人がまず偵察に入り標的を確認するが,山中で羊飼いの親子と遭遇してしまう.苦渋の決断で彼等を解放した4人は,まもなく100名を超すタリバン兵に包囲され,全滅の危機に直面する.
被弾しやむなく断崖からダイブする4名,岩に打ち付けられ木に激突し負傷しながら,なおも果敢に戦い続ける.しかし決死の無線連絡に応答して救援に来たチヌークヘリは,護衛のアパッチヘリ無しでホバリングしているところを撃墜されてしまう….
実話に基づく物語.
本作で印象的なのは,圧倒的に不利な状況下で被弾し傷つきながらも,決して諦めず最後まで組織的戦闘を継続する,ネイビーシールズの精強な兵士たちである.彼等4名の個性も鮮明で,一人一人の最後は誠に印象的だ.
一方映画の構成は1950年代のB級騎兵隊映画と変わるところはない.登場するのは騎兵隊と良いインディアン,悪いインディアン.戦闘シーンは感銘的だが,映画としては得るものは何もなかった.
★★★(★5個が満点)
人気ブログランキングへ
コメント