独断的映画感想文:96時間 レクイエム
日記:2016年4月某日
映画「96時間 レクイエム」を見る.
2015年.監督:オリヴィエ・メガトン.
出演:リーアム・ニーソン(Bryan Mills),ファムケ・ヤンセン(Lenore),マギー・グレイス(Kim),フォレスト・ウィテカー(Franck Dotzler),ダグレイ・スコット(Stuart St John),サム・スプルエル(Oleg),リーランド・オーサー(Sam).
娘キム,元妻レオノーラとそれぞれ独立ながら,穏やかな日々を暮らすブライアン.
レオノーラは今の夫スチュアートとの不仲をほのめかすが,その数日後レオノーラの死体がブライアンの部屋で発見される.密告で急行した警察から逃れ,ブライアンは自分を罠に嵌めた相手を探すが,捜査主任のドッツラーも優れた捜査官だった.
ブライアンとドッツラーの追いつ追われつのさなか,次第に実行犯の姿が見えてくる….
今回はヨーロッパ某国のギャング一族は絡んであらず(絡んでいたら国中が殲滅されてしまうところである),ブライアンの相手は米国内のロシアンマフィア.
例によって相手構わず他人の迷惑顧みずの破壊と殺しの強行捜査のお陰で,ハイウェイは大破壊(下手すると多数の死傷者が?),スーパー,立体駐車場は各1軒破壊し尽くされ,キムの大学は暫く使用不能の大混乱,自家用航空機と高級外車はポンコツにされ,ロシアンマフィアの死体の山が築かれる.
事件解決後にドッツラーがブライアンを無罪放免にするのは,何かの間違いではないのか.
1,2作の緊張感に比べれば,ブライアンの追い詰められ方も緩いものだし,相手も小物で所詮ブライアンの敵ではない.おまけみたいな第3作でした.
★★★(★5個が満点)
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