番外:独断的歌舞伎感想文:6月大歌舞伎 狐忠信
日記:2016年6月某日
歌舞伎座で6月大歌舞伎「狐忠信(きつねただのぶ)」を見る.
「三代猿之助四十八撰の内 川連法眼館 市川猿之助宙乗り狐六法相勤め申し候」.出演:佐藤忠信/忠信実は源九郎狐(猿之助),駿河次郎(松也),亀井六郎(巳之助),川連法眼(寿猿),飛鳥(吉弥),静御前(笑也),源義経(門之助).
駿河の次郎・亀井の六郎が松也・巳之助という元気の良い配役が嬉しい.
猿之助の狐忠信は,この役者の身体能力の高さを遺憾なく発揮して,誠に見応えのある充実の舞台となった.
ゴムまりの様に舞台上を跳ね回る身の軽さはどうだろう.最後に初音の鼓を得て,歓喜のあまり全身を躍動させて宙を駆けていく宙乗りは,ケレンという以上の感動を与えてくれる.
猿之助の本領を発揮した素晴らしい狐忠信であった.
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