独断的映画感想文:ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
日記:2016年9月某日
映画「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を見る.
2015年.監督:クリストファー・マッカリー.
出演:トム・クルーズ(Ethan Hunt),ジェレミー・レナー(William Brandt),サイモン・ペッグ(Benji Dunn),レベッカ・ファーガソン(Ilsa),ウィング・レイムス(Luther Stickell),ショーン・ハリス(Solomon Lane),アレック・ボールドウィン(Alan Hunley).
世界に戦争を巻き起こす「シンジケート」と戦うハント等IMFは,ベラルーシで神経ガス密輸を計るシンジケートを襲い成果を挙げるが,CIAはシンジケートの存在を信じず,ハント等は無駄な破壊工作を行っていると告発しIMFの組織をCIAに吸収する.
ハントはロンドン支局でシンジケートに襲われ,支局員はハントの目前で射殺される.ハントも拉致されるが,シンジケートの一員イルザの助けで辛うじて脱出,イルザはシンジケートに潜入したMI6のエージェントだった.
その後独力で捜査を継続したハントは,ウィーンに仲間を招集しシンジケートの作戦を阻止しようとするが,その眼前でオーストリア首相が暗殺される.イルザはその現場に暗殺者として現れた….
相変わらずテンポ良い極上のスパイ映画を作り続けるトムちん,今回は協力しては裏切り,裏切ってはまた現れる幾重にも底の割れないエージェント・イルザと,シンジケートのボス・レーンという強力なライバルが相手.
両者を演じるレベッカ・ファーガソン,ショーン・ハリスが実に魅力的だ.
観客を映画と同じ息遣いに導いてしまうトムちんの映画作りは素晴らしい.
映画冒頭の,離陸する軍用輸送機のドアに両手だけでしがみつくというプロローグ的なシーンの撮影を,トムちんは8回も取り直したというが,この映画馬鹿ぶりが観客を一気に惹きつける秘密なのだ.
アクション,謎とスリル,友情とロマンス,エンタテインメントとしての映画はかくありたい.
見て損はない傑作,★★★★☆(★5個が満点)
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