独断的映画感想文:ラン・オールナイト
日記:2016年10月某日
映画「ラン・オールナイト」を見る.
2015年.監督:ジャウム・コレット=セラ.
出演:リーアム・ニーソン(Jimmy Conlon),ジョエル・キナマン(Mike Conlon),ビンセント・ドノフリオ(Detective Harding),ニック・ノルティ,ブルース・マッギル(Pat Mullen),ジェネシス・ロドリゲス(Gabriela Conlon),コモン(Andrew Price),エド・ハリス(Shawn Maguire).
ジミーはブルックリン・マフィアの殺し屋,17人もの殺しをしてきたが,今はその悪夢に苛まれ酒浸りの日々.
マフィアのボス・ショーンとは盟友だが,その息子ダニーは出来の悪いヤク中,アルバニア・マフィアとのヤクの取引契約を父に反対され,既に使い込んだ契約金返済に窮したダニーはアルバニア・マフィアを射殺,これを偶然目撃したマイクはジミーの絶縁状態の息子だった.
ダニーはマイクを襲撃,居合わせたジミーはダニーを射殺する.
激怒したショーンは部下を招集すると共に,マイクが全ての犯人である様に工作し買収した警官も動員,ジミー父子は全警察とマフィアから追われる身となるが….
息子に疎まれながら共に絶体絶命の窮地に陥ったジミー父子,彼等がマフィアの裏をかきながら逃避行を重ねる中盤はなかなかにスリリングだ.
頼りに出来るのは,買収されていないことが確実な,長年ジミーを追ってきた殺人課刑事のみという設定も面白い.
終盤,追い詰められた挙げ句に決然と逆襲に転じるジミーの迫力・凄みは流石である.
このジミーと対決するマフィアの殺し屋・プライスも印象的.テンポ良く緊張感を持って進行するサスペンス,見て損はなし.
★★★★(★5個が満点)
人気ブログランキングへ
コメント