独断的映画感想文:君の名は。
日記:2016年11月某日
映画「君の名は。」を見る.
2016年.監督・原作・脚本:新海誠.
出演(声):神木隆之介(立花瀧),上白石萌音(宮水三葉),成田凌(勅使河原克彦),悠木碧(名取早耶香),島崎信長(藤井司),石川界人(高木真太),谷花音(宮水四葉),長澤まさみ(奥寺ミキ),市原悦子(宮水一葉).
宮水三葉は飛騨の山村の高校生.宮司の娘だが母は死去,父は家を出て町長をしており,祖母の一葉と妹の四葉との3人暮らし.
立花瀧は東京都心の高校生,父との二人暮らしでバイトに精出す日々.
ところがこの二人が互いの体と心が入れ替わる現象が突如発生する.最初は途惑った二人だが,週に数回起こる現象に次第に慣れ,互いの身に起こったことを相手のスマホに記入して情報交換しつつ,次第に相手への理解を深めていくが,ある事件が彼等の身に迫っていた….
大変美しいアニメーションである.音楽も素晴らしい.時空の捻れを軸としたプロットも良く考えられており,ファンタジーとして素晴らしい出来上がりである.
但し,両名が入れ替わった時に当然気がつくべきところが無視されている点は,ちょっと無理をし過ぎであると感じたし,ラストシーンは別のやり方もあったろうと思わせる.
一方,組紐の受け渡しのエピソードはこのプロットをうまく生かしていた.見応えある作品.
★★★☆(★5こが満点)
人気ブログランキングへ
コメント