番外:独断的歌舞伎感想文 壽 初春大歌舞伎 夜の部/松浦の太鼓
日記:2017年1月某日
歌舞伎座の「壽 初春大歌舞伎 夜の部」「三、秀山十種の内 松浦の太鼓(まつうらのたいこ)」を幕見で見る.
出演:松浦鎮信(染五郎),大高源吾(愛之助),お縫(壱太郎),宝井其角(左團次).
忠臣蔵外伝の一つ,吉良家に隣接する松浦の殿様と大高源吾の交流の経緯を俳句の宗匠宝井其角を仲立ちに描く.
外伝ものは御浜御殿の様なのは大嫌いで,本作もその系列になりかねないのだが,松浦の殿様が無類の好人物の馬鹿殿だというところで芝居が面白い.
その馬鹿殿を染五郎が気持良く演じている.
壱太郎はずっと平伏した芝居のせいか,台詞が通らず何を言っているか判らない.浅草と掛け持ちで大変だろうが,頑張って欲しいところ.
左團次奮闘,愛之助かっこいい.
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