独断的映画感想文:ヒメアノ~ル
日記:2017年6月某日.
映画「ヒメアノ~ル」を見る.
2016年.監督:吉田恵輔.
出演:森田剛(森田正一),濱田岳(岡田進),佐津川愛美(阿部ユカ),ムロツヨシ(安藤勇次).
何という満足もなく日々を暮らしている清掃会社のバイト・岡田は,先輩の安藤から喫茶店のバイト・ユカへの恋のキューピッド役を強制される.
一緒に行った喫茶店で高校の同級生・森田と再会した岡田は,ユカから森田がストーカーらしいと相談を受ける.安藤先輩は自分らがユカを守ると色めき立つが,安藤先輩の告白を伝えた岡田に,ユカは岡田が好きだと打ち明ける.
安藤先輩との関係に悩みつつ,岡田はユカと深い仲になってしまうが,それを知った森田は岡田を殺そうと動き始める.森田は高校生の時,自分をいじめ抜いた同級生を襲って殺した過去があった….
コミックを原作とした映画.
前半はちょっと気味の悪いラブコメかと思いきや,後半は猟期連続殺人事件となる.原作がコミックのせいか,登場人物のキャラクターがいちいち極端すぎて,穏やかな気分で画面を見ていられない.
一方でそのキャラクターを演じる俳優はいずれも好演,特に画面に登場した瞬間から強烈な違和感を発散する森田剛,こういう先輩とだけはつき合いたくないと思わせるムロツヨシは,見応えあり.安藤先輩はむしろ,更に尖って活躍した方が良かったと思うが,意外な結末となったのは残念.
面白かったが生理的には見辛い映画.
★★☆(★5個が満点)
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