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2017/07/10

番外:独断的歌舞伎感想文 歌舞伎6月大歌舞伎 夜の部 鎌倉三代記/御所五郎蔵/一本刀土俵入

日記:2017年6月某日
「歌舞伎6月大歌舞伎 夜の部」を見る.Img_20170625_1555172
「一、鎌倉三代記(かまくらさんだいき) 絹川村閑居の場」.出演:佐々木高綱(幸四郎),時姫(雀右衛門),三浦之助義村(松也),阿波の局(吉弥),讃岐の局(宗之助),富田六郎(桂三),おくる(門之助),長門(秀太郎).「河竹黙阿弥 作 二、曽我綉俠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ) 御所五郎蔵」.出演:御所五郎蔵(仁左衛門),傾城皐月(雀右衛門),子分 梶原平平(男女蔵),同  新貝荒蔵(歌昇),同  秩父重助(巳之助),同 二宮太郎次(種之助),同 畠山次郎三(吉之丞),花形屋吾助(松之助),傾城逢州(米吉),甲屋与五郎(歌六),星影土右衛門(左團次).「長谷川 伸 作 村上元三 演出 三、一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり)」.出演:駒形茂兵衛(幸四郎),お蔦(猿之助),堀下根吉(松也),若船頭(巳之助),船戸の弥八(猿弥),酌婦お松(笑三郎),お君(市川右近),庄屋(寿猿),老船頭(錦吾),河岸山鬼一郎(桂三),清大工(由次郎),船印彫師辰三郎(松緑),波一里儀十(歌六).
なかなか充実した番組で,時代物,世話物,新作それぞれの楽しさを堪能した.
鎌倉三代記は元来筋が良く飲み込めず,時姫と三浦之助のやり取りが終いに苛々してくるのだが,雀右衛門の時姫は流石の貫禄,短い出だったが秀太郎の長門が印象的な演技だった.
幸四郎は相変わらず何を言っているのか判らない.
御所五郎蔵は仁左衛門の五郎蔵が秀逸.
五郎蔵は素寒貧のパッパラパーとしか思えないこの物語だが,仁左衛門が演じると,左團次の土右衛門の対応とも良く合って,美しい男伊達の破滅の物語に見えてくるから不思議.
米吉の逢州が健闘.
一本刀土俵入りは,今更に良く出来た芝居だと感心する.
最初の場,お蔦の猿之助は殆ど正面を向かない横顔と背中の芝居で,ほろりとさせる.茂平の朴訥な応答もしんみりする.
後半は10年後の物語だが,10年間のお蔦と茂平の変貌が説得力があって面白い.
やくざ茂平の貫禄と実力が圧倒的なら,お蔦もしっかり子供を守る女房になっている.これを演ずる幸四郎・猿之助がいずれも素敵.
船戸の弥八を演じる猿弥も良かった.中間の川べりの場がのどかな雰囲気で好きだが,ここでの錦吾,由次郎等も良かった.
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