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2017/08/11

独断的映画感想文:ジェイソン・ボーン

日記:2017年8月某日
映画「ジェイソン・ボーン」を見る.1_2
2016年.監督:ポール・グリーングラス.
出演:マット・デイモン(ジェイソン・ボーン),トミー・リー・ジョーンズ(ロバード・デューイ),アリシア・ヴィカンダー(ヘザー・リー),ヴァンサン・カッセル(アセット),ジュリア・スタイルズ(ニッキー・パーソンズ),リズ・アーメッド(アーロン・カルーア).4_2
5年ぶりに製作されたシリーズ第5作(この監督・この主演では10年ぶり第4作).
かってCIAでジェイソンの後方支援を担当していたニッキー,彼女はCIAをハッキングして掴んだ情報をもとに呼び出したジェイソンに協力を求めるが,ハッキングを察知したCIAに抹殺される.2_2
ニッキーが残したファイルから,ジェイソンは父親が暗殺された作戦の全貌と,今後展開されるCIAの情報支配プログラムについての手掛かりを得る.
ジェイソン抹殺を目指すデューイ長官とその直属の殺し屋・アセット,長官の行動に不信感を持ちつつジェイソンを追うリーとジェイソンの,激しい闘いが始まる….5
冒頭からラストまで,息つく暇も無くノンストップで続く緊張度高いアクションシーンは,相変わらずのこのシリーズの魅力だ.
さすがに第1作当時の正に「目にも留まらぬ」アクションには及ばないが,それでもアクションの中で次の段階へのヒントが提示されていく畳みかける展開は健在.
今回は超人的なアクションと並行して,コンピュータシステムによる標的の補足や先回りが多用され,追いつ追われつの様相がますます複雑になっていく.
登場人物では,ジェイソンへの復讐心をデューイ長官に利用される殺し屋・アセットと,システムを駆使してジェイソンを追い詰める野心に満ちた情報課員・リーが印象的.3_2
もっともヴァンサン・カッセルは存在感がありすぎて,密かに殺しを行うアセットにはちょっと無理がないかと思える.一目見たら誰だってこいつは殺し屋だって思っちゃうのではなかろうか.
今回でジェイソン・ボーンの側のミステリは一段落という感じだが,今後の続編を暗示する終わり方につい期待してしまう.
★★★☆(★5個が満点)
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