独断的映画感想文:マイ・ファニー・レディ
日記:2017年9月某日
映画「マイ・ファニー・レディ」を見る.
2014年.監督:ピーター・ボグダノヴィッチ.
出演:オーウェン・ウィルソン(アーノルド・アルバートソン),イモージェン・プーツ(イザベラ・“イジー”・パターソン),キャスリン・ハーン(デルタ・シモンズ),ウィル・フォーテ(ジョシュア・フリート(ジョシュ)),リス・エヴァンス(セス・ギルバート),ジェニファー・アニストン(ジェーン・クレアモンド),オースティン・ペンドルトン(裁判官ペンダーガスト),シビル・シェパード(イジーの母親),リチャード・ルイス(イジーの父親),ジョージ・モーフォゲン(探偵),イリアナ・ダグラス(インタビュアー),クエンティン・タランティーノ.
群像ドタバタコメディ.
演出家アーノルドは新作を演出するN.Y.で偽名でホテルに泊まり,早速コールガールを呼ぶ.やって来たグローと一晩楽しく過ごしたアーノルドは,コールガールを止めるなら3万ドルを提供すると言い,自分の夢を追うようにと勧める.
女優志望だったグローは感激し,早速翌日本名のイザベラで新作のオーディションに参加,ところが審査員の一人はアーノルドだった….
ここからドラマは展開,同じく審査員の女優でアーノルドの妻デルタは共演者セスと共にイザベラを支持,脚本家ジョシュも賛成してイザベラは合格となる.
一方グローの客で判事のペンドルトンは彼女を追い回すため探偵を雇うが,探偵はジョシュの実父.ジョシュの恋人のセラピスト・ジェーンはイザベラとペンドルトンのカウンセラーでもあり,しかも患者の個人情報を洗いざらい喋る人物.この全員が同じレストランで鉢合わせになる….
物語は人気女優イザベラが記者のインタビューに自分の過去をあけすけに語るという設定で進行するが,イザベラのキャラが誠にキュートであっけらかんとし魅力的だ.群像劇の割には話が判り易く,ドタバタコメディながら小ネタも良く効いていて楽しい.
一時はどうなることかという展開だが勿論映画はハッピーエンド,ラストシーンはイザベラが大物監督(本人出演)と手を組んで去って行く.俳優もそれぞれに魅力的でおすすめの映画.
★★★★(★5個が満点)
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