独断的映画感想文:ガール・オン・ザ・トレイン
日記:2017年11月某日
映画「ガール・オン・ザ・トレイン」を見る.
2016年.監督:テイト・テイラー.
出演:エミリー・ブラント(レイチェル),レベッカ・ファーガソン(アナ),ヘイリー・ベネット(メガン),ジャスティン・セロー(トム),ルーク・エヴァンス(スコット).
映画の冒頭,通勤列車の窓越しにある住宅を見る女性レイチェル.その家には若いカップルが住んでいて,毎朝見るのは幸せそうな彼等の姿.
実はレイチェルはその家の近所にかっては夫と住んでいた.人工授精がうまくいかず,レイチェルはアルコール依存に陥ってしまい,泥酔のためたびたび記憶を無くした.
上司の家でのパーティーでも泥酔してトラブルを起こし,夫はその為に失職したと言う.夫はレイチェルと離婚し浮気相手のアナと結婚,レイチェルが手作りで整えたその家に,今アナは娘と住む.
ところがある朝,レイチェルは何時も見る家の若妻が別の男とテラスで抱擁する姿を目撃する.理想像が壊されたとの思いで,レイチェルはその日泥酔してその若妻メガンの後を追うが,翌朝傷だらけの状態で自室で目を覚ます.メガンは前の晩以来行方不明となっていた….
結局メガンはその後死体で発見される.それぞれに事情や過去を抱えたレイチェル,メガン,アナの巻き込まれたミステリ.
飲み過ぎて記憶を無くした自分が殺人犯かもい知れないというプロットは,酒飲みにとってはスリリングな展開である.
観客から見て必ずしも共感できない主人公レイチェルを,エミリー・ブラントが好演.謎の底は浅いが,ミステリとしてはまずまずの出来.
★★★☆(★5個が満点)
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