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2018/01/27

独断的映画感想文 LOGAN/ローガン

日記:2018年1月某日
映画「LOGAN/ローガン」を見る.Logan1
2017年.監督:ジェームズ・マンゴールド.
出演:ヒュー・ジャックマン(ローガン/ウルヴァリン/X-24/ジェームズ・ハウレット),パトリック・スチュワート(チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX),リチャード・E・グラント(ザンダー・ライス),ボイド・ホルブルック(ドナルド・ピアース),スティーヴン・マーチャント(キャリバン),ダフネ・キーン(ローラ),エリザベス・ロドリゲス(ガブリエラ・ロペス),エリック・ラ・サール(ウィル・マンソン),エリゼ・ニール(キャスリン・マンソン),クインシー・ファウス(ネイト・マンソン).Logan2
2029年,「X-men」として知られたミュータントの生き残り・ローガンは肉体的な老いに直面,治癒能力も衰えて,今はミュータント仲間のキャリバンと,プロフェッサーXとして知られたチャールズの介護をしてメキシコで暮らしている.
リムジンの運転手として働いているローガンのもとに迎車の依頼があり,ガブリエラという女性がローラという娘とノースダコタまで送って欲しいと言う.
しかし翌日迎えに行くとガブリエラは殺され,ローラは行方不明となっていた.ガブリエラは,ピアースという男がこの女に会ったら連絡するようにと言っていた女性だったのだ.Logan3
メキシコのホームに戻ったローガンは,ピアースの軍団に襲われ,リムジンに潜んでいたローラとともにチャールスを連れ辛くも脱出するが,キャリバンは捕虜となる.
ガブリエラの残したムービーにより,ローガンはローラが「トランシジェン研究所」で,ミュータントの精子をメキシコ人女性に受精して産ませた,人間兵器だったことを知る.ローラはローガンの娘だったのだが,チャールスはこのことを予知していた….
哀しみに彩られた映画.ローガンの世代が滅び,希望を託された第2世代が,トランシジェン研究所の魔の手から逃れられるかどうかが,描かれる.Logan4
第2世代は,当初から「残虐性」を植え込まれた新型「X-24」の開発成功に伴い不要となり,処分されるところをガブリエラ等の手で逃亡してきたのだった.
X-24とローガンの死闘も,この映画の迫力あるシーンの一つ.ローラとローガンの親子の情愛の交流が,極限的な状況で描かれる終盤のシーンは印象的である.見応えあり.
★★★★(★5個が満点)
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» 『LOGAN/ローガン』 二人の父の物語 [映画のブログ]
 【ネタバレ注意】  ジェームズ・マンゴールド監督の作品にハズレなし。『LOGAN/ローガン』を観て、改めてそれを実感した。  まして本作では、マンゴールド監督が原案も脚本も制作総指揮も手がける八面六臂の大活躍。これまでのスーパーヒーロー物とは一線を画す作品に仕上がっている。  ジェームズ・マンゴールド監督といえば、『3時10分、決断のとき』で西部劇を復活させ、『ナイト&デイ』...... [続きを読む]

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