独断的映画感想文:ダンシング・ベートーヴェン
日記:2018年1月某日
映画「ダンシング・ベートーヴェン」を見る.
2016年.監督:アランチャ・アギーレ.
出演:モーリス・ベジャール・バレエ団,東京バレエ団,イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団,マリヤ・ロマン,ジル・ロマン,ズービン・メータ.
東京バレエ団創立50周年記念に際し,東京バレエ団とスイス・ローザンヌのモーリス・ベジャール・バレエ団の共同制作により,ズービン・メータ指揮:イスラエル交響楽団が参加,モーリス・ベジャールの振り付けを再現して2014年東京で行われた舞台:「ベートーヴェン『第九交響曲』」製作のドキュメント.
モーリス・ベジャール・バレエ団芸術監督:ジル・ロマンの娘で若手俳優のマリア・ロマンがインタビューと案内を行う.
国際色豊かな関係者のインタビューも誠に興味深いが,ローザンヌと東京でそれぞれ練習に励むダンサー達の日常を含めた動きや肉声,限界に挑む肉体の美しさが印象的.クライマックスの東京公演の模様に今少し時間を割いて欲しかったが(全体の尺は80分),充分感銘を受けた.
監督:アランチャ・アギーレはスペインの女流監督である.彼女はペドロ・アルモドバルやカルロス・サウラのもとで助監督を務めた経験を持ち,その映像はさすがに素晴らしい.
★★★★(★5個が満点)
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