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2018/03/25

独断的映画感想文:スリー・ビルボード

日記:2018年2月某日
映画「スリー・ビルボード」を見る.1_3
2017年.監督:マーティン・マクドナー.
出演:フランシス・マクドーマンド(ミルドレッド・ヘイズ),ウディ・ハレルソン(ウィロビー),サム・ロックウェル(ディクソン),アビー・コーニッシュ(アン),ジョン・ホークス(チャーリー),ピーター・ディンクレイジ(ジェームズ),ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(レッド),ルーカス・ヘッジズ(ロビー・ヘイズ),ケリー・コンドン(パメラ),サンディ・マーティン(ディクソンの母).2_3
ミズーリ州の田舎町エビングの郊外の道路脇に,或る日3枚の意見広告が掲出される.
娘をレイプされ殺されたミルドレッドが進展しない捜査に業を煮やし,警察を批判し署長:ウィロビーを名指して責任を問うたものだった.
ウィロビーは温厚公正な人物である上,膵臓ガンで余命は数ヶ月であることを知る町民は,ミルドレッドを非難するが,彼女は一歩も引かない.部下のディクソン巡査は暴力的人種差別者で,ミルドレッドへの怒りを露わにする.3_3
その中でウィロビーの病状は悪化,ウィロビーはある決断をして妻,ミルドレッド,ディクソン等に手紙を書くが….
ミルドレッドも含めて,暴力に訴えることをためらわない人々の確執がどう展開するか,全く先を読めない物語だ.
映画を通して警察の捜査が進展することもなく,レイプ犯が明らかになる訳でもない.一方その中でも微かなユーモアが示されたり,激しく反発する者同士がある部分で哀しみを共有できる瞬間があったりして,映画の基調は決して暗鬱ではない.4_3
ラストシーンは,この憤激の袋小路から抜け出る可能性を暗示している様にも見える.
フランシス・マクドーマンド,ウディ・ハレルソン,サム・ロックウェルがいずれも良い味で見応えあり.「マンチェスター・バイ・ザ・シー」で好演したルーカス・ヘッジズが今回も好感の持てる演技.
バックに織り込まれている楽曲も素敵だ.
★★★★(★5個が満点)
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