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2018/03/25

独断的映画感想文:手紙は憶えている

日記:2018年1月某日
映画「手紙は憶えている」を見る.1
2015年.監督:アトム・エゴヤン.
出演:クリストファー・プラマー(ゼヴ・グットマン),ブルーノ・ガンツ(ルディ・コランダー),ユルゲン・プロフノウ(ルディ・コランダー),ハインツ・リーフェン(ルディ・コランダー),ヘンリー・ツェーニー(チャールズ・グットマン),ディーン・ノリス(ジョン・コランダー),マーティン・ランドー(マックス・ザッカー).2
90歳で養老院に暮らすゼヴは目覚めるたびに記憶を失ってしまい,妻ルースの死さえ憶えられない.
同じ養老院の親友マックスは彼に手紙を託し,生前のルースと共に約束した行為を実行する様促す.
その手紙には,かってアウシュビッツで彼とマックスの家族を殺したナチのブロック責任者:オットーが現在ルディ・コランダーと名乗っており,4名の同姓同名の容疑者の中からオットーを見つけて射殺するための,詳細な手順が明記してあった.3
ゼヴは指示に従って養老院を抜け出し,4人のルディを訪ねていくが,最初のルディは北アフリカ戦線に従事した兵士,2番目のルディはドイツ人だが同性愛者で同じ囚人の立場だった….
認知症のゼヴが如何にオットーのもとにたどり着けるかというサスペンスであると同時に,誰がオットーなのかというミステリでもある映画.4
1929年生まれのクリストファー・プラマーが好演,特に見事にピアノを弾くシーンは,少年時代ピアニスト志望だっただけのことはある.
この映画のラスト5分間のどんでん返しは殆どSF的と言っても良いくらいで吃驚した.よくよく考えるとちょっとあり得ない設定ではあるが,まあ映画ですからこういうこともありですね.
★★★☆(★5個が満点)
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