独断的映画感想文:ウイスキーと2人の花嫁
日記:2018年3月某日
映画「ウイスキーと2人の花嫁」を見る.
2016年.監督:ギリーズ・マッキノン.
出演:グレゴール・フィッシャー(ジョセフ・マクルーン),エディ・イザード(ワゲット大尉),ショーン・ビガースタッフ(オッド軍曹),ナオミ・バトリック(ペギー・マクルーン),ケヴィン・ガスリー(ジョージ・キャンベル),エリー・ケンドリック(カトリーナ・マクルーン),ブライアン・ペティファー(アンガス),ジェームズ・コスモ(マカリスター牧師).
第2次大戦中のスコットランド・トディー島.配給のウィスキーが戦況の悪化で届かなくなってしまい,島の人々は生きる気力もない.
郵便局長ジョセフは2人の娘がいるが,ペギーは北アフリカから復員して島の民兵教育に着任したオッド軍曹と,カトリーナは小学校教員ジョージと恋仲だ.しかしウィスキーがなければ婚約も出来ない.
ところがある土曜日の夜,島の沖の岩礁に貨物船が座礁する.積荷は何と5万箱の輸出用ウィスキーと聞いた島民は,早速乗組員を救出,とって返してウィスキーの救出に取りかかるが….
このウィスキーを巡り,島民と民兵指揮官のワゲット大佐が渡り合う騒動を描くコメディ映画.
ウィスキー救出は,時刻が夜中の0時を過ぎ安息日に入ったため,牧師の命令で中止となる.ウィスキーは欲しいが安息日の禁を破る島民は一人もおらず,じりじりしながら待つ島民の様子がおかしい.
日曜の夜中に再開された作戦で,無事ウィスキーは救出され洞窟に隠される.これを厳格に取り締まろうとするワゲット大佐を出し抜く,牧師を含んだ島民の一致団結が見事.エンディングでそれぞれの確執も解決の方向に向かうハッピーエンドも良い.
何より,美しいスコットランドの島の情景や,流されるケルト風の映画音楽が素晴らしい.心がほのぼのし,ウィスキーが飲みたくなる映画.
★★★★(★5個が満点)
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