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2018/05/14

独断的映画感想文:ニシノユキヒコの恋と冒険

日記:2018年5月某日
映画「ニシノユキヒコの恋と冒険」を見る.1
2014年.監督:井口奈己.出演:竹野内豊(ニシノユキヒコ),尾野真千子(マナミ),成海璃子(昴),木村文乃(タマ),本田翼(カノコ),中村ゆりか(みなみ),田中要次(みなみの父),麻生久美子(夏美),阿川佐和子(ササキサユリ).3
映画の冒頭は,ニシノと夏美・みなみ親子が別れる喫茶店のテラスのシーン.その直後ニシノは交通事故で車に撥ねられる.
10年後,みなみのもとを訪れるニシノ(の幽霊),死んだので夏美の様子を見に来たのだと言うが,夏美は出奔してみなみも長年会っていない.7
夏美が来る筈だからとニシノ(の幽霊)に連れられニシノの葬儀に行くみなみは,そこでササキサユリというおばさんに会い,ニシノの女性遍歴を詳しく聞くことになる….
イケメンで仕事も出来,女性に優しくセックスも上上というニシノユキヒコ,もててもてて困る程なのに,結果的には相手に振られ続けている.それは何故なのか?2
現実味のないパステル調の映像と,長回しの多用(長回しでないシーンの方が珍しい程)にはいささか食傷するが,それはそれで映画のリズムになっている.
ニシノという人は女性の心理を,掌を指す様に読み取る力があるらしい.その為にひたすら女性に優しく出来る訳だが,しかし一方で,自分はその女性とどう生きていこうという姿勢は全くない.ニシノ自身は女性に自分を愛して欲しいのだが女性をきちんと愛している訳ではなく,女性の側は恋の対象以上にはニシノを見ない様だ.6
そういう構造が見えてくる映画.尾野真智子が好演,他の俳優達もそれぞれ好キャスティング.阿川佐和子の話術は見応えあり.
★★★(★5個が満点)
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