独断的映画感想文:セインツ -約束の果て-
日記:2018年5月某日
映画「セインツ -約束の果て-」を見る.
2013年.監督:デヴィッド・ロウリー.
出演:ケイシー・アフレック(ボブ・マルドゥーン),ルーニー・マーラ(ルース・ガスリー),ベン・フォスター(パトリック),ネイト・パーカー(スウィーティー),ラミ・マレック(ウィル),キース・キャラダイン(スケリット).
ボブとルースは強盗が稼業.共にスケリットに育てられ,その息子フレディと犯行を繰り返しているが,二人は夫婦同然でルースは妊娠している.
ところが最後の犯行と臨んだ仕事で3人は保安官に追い詰められ,フレディは射殺され,ルースの銃弾は包囲陣のパトリックの肩を打ち抜く.
ボブはルースの銃撃を自分の犯行として投降,ルースは無罪となりボブは刑務所へ.ルースはシルヴィアを産み,今は正業に就いているスケリットの援助でシルヴィアを育てている.
ボブはルースとシルヴィアを恋い慕い,遂に脱獄しルースの街に向かうが,一方パトリックはルースに思いを寄せていた….
テキサスの自然を舞台とした純愛映画と言って良い.俳優も好演し,特に主役3人とキース・キャラダインの出来が良い.
終盤,ボブがルースのもとに迫り,一方ボブに稼いだ金を独り占めにされた仲間が派遣した殺し屋達もボブを追い,パトリックもルースの家を訪れるシルヴィア4歳の誕生日の夜がスリリング.
但し,ボブとルースがどれほどの犯罪者なのかは殆ど説明がなく,強盗常習者で脱獄犯のボブがとても良い人に(どちらかと言えば被害者に)見えてしまう点は,若干問題あり.
カメラは美しく,バックに流れるカントリー&ウエスタンを中心とする音楽も心地よい.
★★★☆(★5個が満点)
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