独断的映画感想文:追憶(2017)
日記:2018年7月某日
映画「追憶」を見る.
2017年.監督:降旗康男.
出演:岡田准一(四方篤),小栗旬(田所啓太),柄本佑(川端悟),長澤まさみ(四方美那子),木村文乃(田所真理),矢島健一,北見敏之,安田顕,三浦貴大,高橋努,渋川清彦,りりィ,西田尚美,萩尾みどり,安藤サクラ(仁科涼子),吉岡秀隆(山形光男).
或る日,富山の漁港で男性の刺殺死体が発見される.
被害者は川端悟,前日に市内の土建業者・田所啓太と金銭の授受があったことが判明する.担当した刑事四方篤と悟・啓太は幼馴染みであった.
25年前の富山,篤・啓太・悟の3人はそれぞれ親に捨てられ,喫茶「ゆきわり草」を営む仁科涼子に引き取られ世話になっていた.しかしこの年のクリスマスの日,ある出来事が起こり,3人は2度と互いに会わない約束をして散り散りになった.やはり事件前日,偶然悟と出会って飲んでいた篤は,啓太を訪ねるが….
クリント・イーストウッドの「ミスティック・リバー」と似た感じの物語だが,本作は期待はずれ.
まず冒頭の富山の冬のシーン,ロケではなくCGのようだが出来が良くない.登場人物の吐く息も白くならず,現実感に欠ける映像である.
物語の展開にも緊張感がない.焦点は,過去の出来事を巡って悟が啓太をゆすり,啓太が悟を殺したのではという可能性なのだが,その謎が深まらないまま捜査は唐突に結論が出て終了してしまう.
全体的にじっくりした描写がないまま映画は終わってしまったという感じ.豪華な配役だが,小栗旬,長澤まさみ,安藤サクラが好演していた以外は特に印象に残らなかった.
見応えなし.★☆(★5個が満点)
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