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2018/10/01

独断的映画感想文:スペースウォーカー

日記:2018年9月某日
映画「スペースウォーカー」を見る.1
2016年.監督:ドミトリー・コンスタンチーノヴィチ・キセリョフ,監修:アレクセイ・レオーノフ.
出演:エフゲニー・ミローノフ/コンスタンチン・ハベンスキー/ヴラディミール・イリイン/アレクサンドラ・ウルスヤク.
2
1965年に打ち上げられた衛星宇宙船ボスホート2号で人類初の宇宙遊泳が行われた.この映画はその搭乗飛行士:アレクセイ・レオーノフとパーヴェル・ベリャーエフの活躍を描いたもの,アレクセイ・レオーノフ自身が監修し既に亡くなっているパーヴェル・ベリャーエフに捧げられている.
計画は冷戦下であり且つアメリカとの宇宙競争のまっただ中に企画され,2年前倒しで行われることになった.関係者の必死の努力にも拘わらず,無人実験機での飛行は帰還段階で失敗し,不安を残したままボスホート2号は打ち上げられる.
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宇宙船は無事軌道に乗り,アレクセイの宇宙遊泳はTVカメラによる生中継で全世界に送信されたが….
その直後宇宙服の不調で,一時宇宙船に帰還できなくなったこと,宇宙船内のセンサー異常で酸素濃度が過度にに上がったこと,地表帰還のための自動点火が起動しなかったこと等,次々に起こる想定外の事態に必死に対応する両飛行士の苦闘が,スリリングに描かれる.
更に地球帰還後も,手動降下による着陸地点が不明だったため当局が把握できないまま,両飛行士はシベリアのタイガ地帯で凍死の危機にさらされる.
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両飛行士が生還できたことは歴史的事実であるにもかかわらず,この展開は誠にサスペンスフルで,ヘリコプターが遂に二人を発見した時は涙が出た.全体として緊張感高く息もつかせない展開が印象的だ.
プロローグとエピローグに現れる幼少期のアレクセイのエピソードも合わせ,ドキュメンタリー的映画の枠を越えたロシア映画の表現力を味わえる良作,極めてアメリカ的だった「アポロ13」との対比も面白いだろう.
★★★★(★5個が満点)
蛇足:アレクセイの愛称はアリョーシャである.字幕でアレックスと表記され続けたのは違和感あり.
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