独断的映画感想文:ジュラシック・ワールド/炎の王国
日記:2019年8月某日
映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」を見る.
2018年.監督:J・A・バヨナ.
出演:クリス・プラット(オーウェン・グレイディ),ブライス・ダラス・ハワード(クレア・ディアリング),ジャスティス・スミス(フランクリン・ウェブ),ダニエラ・ピネダ(ジア・ロドリゲス),ジェフ・ゴールドブラム(イアン・マルコム),B・D・ウォン(ヘンリー・ウー博士),ジェームズ・クロムウェル(ベンジャミン・ロックウッド),テッド・レヴィン(ケン・ウィートリー),イザベラ・サーモン(メイジー・ロックウッド),ジェラルディン・チャップリン(アイリス).
前作「ジュラシック・ワールド」の舞台イスラ・ヌブラル島では,恐竜たちが全島に棲息し人間の手を離れて暮らしていた.ところが島の火山活動が活発化し,恐竜たちに全滅の危機が迫る.
米国議会が恐竜保護は行わないという結論を出す中,元ジュラシックワールド経営者のクレアの元に,ロックウッド財団から恐竜救出の依頼が届く.ロックウッドは「ジュラシックパーク」の設立者ジョン・ハモンドの盟友だった.
財団の運営管理者・ミルズは,予算の都合上11種の恐竜しか救えないが,その中に「ブルー」と呼ばれる知能の高いヴェロキラプトルを必ず入れるようにと指示を出す.クレアはブルーの育ての親・動物行動学者のオーウェンを伴い,部下ののエンジニア・フランクリンと獣医のジアと共に,イスラ・ヌブラル島の財団の救出チームに合流する.
ブルーを発見しオーウェンが接近すると,彼を思い出したのか警戒を解くブルー.しかしその瞬間ブルーに麻酔弾が撃ち込まれ,抗議したオーウェンも麻酔弾で撃たれる.チームは救出チームではなく恐竜売買チームだった.
チームが傷ついたブルーを生かすためジアだけを拘束して島を出ようとする一方,激しくなる噴火の中オーウェン,クレア,フランクリンの必死の脱出行が始まる….
スペクタクルシーンとアクションシーンの連続,明快な勧善懲悪ストーリーが楽しめる映画.
何と言っても恐竜たちの映像が魅力的,特にブルーの造形が素晴らしい.また,火山島に取り残され,夕日を浴びながら咆吼を続ける首長竜・ブラキオサウルスのシーンが印象的だった(レイ・ブラッドベリの短編「霧笛」を思い出した).
これに比べると人間の演技はやや類型的.久しぶりに見たジェラルディン・チャップリンに吃驚.
★★★☆(★5個が満点)
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