阿佐ヶ谷ジャズストリート2019観戦記#2
日記:2019年10月某日
阿佐谷ジャズストリート観戦2日目. 13時過ぎから杉並第一小学校体育館で小林陽一&JJMwith飯田さつきを聞く.小林陽一(ds),マイク・ザッチャーナック(tp),原川誠司(as),治田七海(tb),リン・ヘイテツ(p),鈴木堅登(b).ジャズ・メッセンジャー路線のバンド,派手なドラムと3管構成のブラスはなかなか魅力的.治田七海は札幌の現役高校生,卒業したらN.Y.に行くとのこと.世の中は進んでいる.
続いて14:15から久遠キリスト教会でRe-trick with青山佳代を聞く.菅原敏(p),渡辺雅之(ds),井上亮(b).例年楽しみなRe-trick,向こうから阿佐谷に来てくれるこのチャンスは大変有り難い.大音量とカーチェイスのような3者の疾走感はこのグループの魅力.透明感あるヴォーカルの青山佳代とのバランスも,ようやく耳に慣れてきた.1,2曲目が新アルバムからで2曲目の短調のバラードが美しく魅力的.青山佳代が入って「人魚」「ムーン・リバー」「巡る」を歌った後,3人で「ラプソディ」を演奏し終了,聴き応え充分.
次は16:30から河北総合病院西館地下講堂でSOON KIMカルテットを聴く.SOON KIM(as),北川陽一郎(tp),カイドーユタカ(b),冨川まさし(ds).フリージャズ系としては親しみやすいSOON KIMさん,人柄と音色に暖かさを感じるのが魅力的.僕が聴くのは今年で3回目だが,必ず聴きたいバンドとなっている.
最後は,阿佐谷聖ペテロ教会で鈴木良雄BASSTALKを聴く.鈴木良雄(b),野力奏一(p),井上信平(fl),岡部洋一(per).曲目は木曽福島出身の杉並高校卒・鈴木良雄作曲,野力奏一アレンジの曲中心.鈴木良雄はベースの弦の響きをしっかりと伸びやかに聞かせる人.教会の空間の特徴と相俟ってアコースティックな音の魅力が素晴らしい.更に鈴木良雄の人柄やこのバンドのファミリアーな雰囲気が素敵で,ジャズを聴いていて何とも言えない幸福感がこみ上げてくる.このバンドも2010年以来4回目だが,聴いて損はないお勧めバンド.ここで本日のミッションは終了.
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