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2020/01/07

独断的映画感想文:カツベン

日記:2020年1月某日
吉祥寺アップリンクへ.映画「カツベン」を見る.1_20200107214701
2019年.監督:周防正行.
出演:成田凌(染谷俊太郎),黒島結菜(栗原梅子),永瀬正敏(山岡秋声),高良健吾(茂木貴之),井上真央(橘琴江),音尾琢真(永尾虎夫),竹野内豊(木村忠義),竹中直人(青木富夫),渡辺えり(青木豊子),小日向文世(橘重蔵),徳井優(定男),田口浩正(金造),正名僕蔵(耕吉),成河(浜本祐介),森田甘路(内藤四郎),酒井美紀(梅子の母親),シャーロット・ケイト・フォックス(無声映画『南方のロマンス』ヒロイン),上白石萌音(お宮),城田優(アルマン),草刈民代(マルギュリット),山本耕史(牧野省三),池松壮亮(二川文太郎).4_20200107214701
貧しい子ども時代にサイレント映画の撮影や上映を見物し仲良しになった,弁士好きの染谷俊太郎と映画好きの栗原梅子.
10年後に俊太郎は弁士になれると騙されて,人気弁士の名を騙った上映会を開く一味に入ってしまう.上映会に人が集まった隙に空き巣に入って,めぼしい金品をトラックで盗み出すこの窃盗団.俊太郎はある日隙を見てトラックから現金の入ったトランクと共に逃亡,映画館・青木座の従業員に潜り込み,チャンスを得て弁士として活動を始める.
一方,女優の卵として活動中の栗原梅子は青木座の看板弁士・茂木の愛人,窃盗団が関わる橘座から引き抜きの誘いを受けている茂木は,梅子を橘社長の情婦としようとするが….3_20200107214701
成田凌,黒島結菜等の若手が元気に奮闘し脇役陣も熱演.映画創生期の客の熱気等が伝わってくるところは素敵.
但しドタバタコメディはもっとテンポ良くやってくれないと笑えないし,ロマンスはもっと落ち着いて濃密にやってくれないと盛り上がらない.そこはいささか期待外れの恨みあり.2_20200107214701
橘座の破れたスクリーン越しに,劇場の映画のラストシーンと逃げ去って行く俊太郎・梅子の姿がオーバーラップする場面など,面白かったんだけど.★★★☆(★5個が満点).
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