番外:独断的歌舞伎感想文:二月大歌舞伎夜の部 八陣守護城/羽衣/人情噺文七元結/道行故郷の初雪
日記:2020年2月某日
歌舞伎座 夜の部:八陣守護城/羽衣/人情噺文七元結/道行故郷の初雪を見る. 「一、八陣守護城(はちじんしゅごのほんじょう)湖水御座船の場」.出演:佐藤正清(我當),斑鳩平次(進之介),鞠川玄蕃(松之助),正木大介(萬太郎),雛衣(魁春).「二、羽衣(はごろも)」.出演:天女(玉三郎),伯竜(勘九郎).「三、人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)」.左官長兵衛(菊五郎),和泉屋清兵衛(左團次),女房お兼(雀右衛門),和泉屋手代文七(梅枝),娘お久(莟玉),小じょくお豆(寺嶋眞秀),家主甚八(片岡亀蔵),角海老手代藤助(團蔵),角海老女房お駒(時蔵),鳶頭伊兵衛(梅玉).「十三世片岡仁左衛門二十七回忌追善狂言 四、道行故郷の初雪(みちゆきこきょうのはつゆき)」.出演:忠兵衛(梅玉),万才(松緑),梅川(秀太郎).
夜の部は,高齢の役者達が懸命に勤める舞台の所作・口跡が心に残り,時の流れを感じさせた.その中で文七元結の菊五郎が立派な素足を見せ,大川端をすたすたと歩く動きも軽快に元気一杯.梅枝の文七・莟玉のお久も良く,見応えある舞台だった.
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