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2020/06/15

独断的映画感想文:火口のふたり

日記:2020年6月某日
映画「火口のふたり」を見る.1_20200617184701
2019年.監督・脚本:荒井晴彦.
出演:柄本佑(永原賢治),瀧内公美(佐藤直子).2_20200617184701
賢治は父からの連絡で昔の恋人直子が結婚すると知る.帰郷した翌朝,直子が訪ねてきて賢治は直子の買物に付き合うことに.大型テレビを直子の新居に運び込んだ賢治は,直子に誘われるまま直子と関係を持つ.
思い出話と現在の暮らしを語り合いながら,二人はかっての様に激しいセックスを重ね,式までの5日間を共に過ごすことになる.賢治は直子と付き合いながら別の女性との間に子供ができ,その女性と結婚したが子供が1歳の時に離婚してしまった.直子は年上の自衛官と,子供を産みたくて結婚するのだと言う.3_20200617184701
また賢治は,直子の肉体に溺れていく自分へのやましさがあったとも言う.二人は従兄妹同士なのだった….
登場人物はこの二人のみ,全編の過半が激しい(獣のようなと思えるほどの)セックスシーンという映画だが,この両者の心と体が解き明かされていく物語の進展は見ごたえあり.4_20200617184701
特に最後の夜のベッドで賢治に心情を語る直子のシーンでは,直子の純情に胸が熱くなった.二人が訪れる西馬音内盆踊り,通称「亡者踊り」のシーンも素晴らしい.5_20200617184701
最後は奇妙な味のある種のハッピーエンド(?)となるが,なかなか面白かった.★★★★(★5個が満点).
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