独断的映画感想文:天気の子
日記:2020年12月某日
映画「天気の子」を見る. 2019年.監督:新海誠.
出演(声):醍醐虎汰朗(森嶋帆高),森七菜(天野陽菜),本田翼(須賀夏美),吉柳咲良(天野凪),平泉成(安井刑事),梶裕貴(高井刑事),倍賞千恵子(立花冨美),小栗旬(須賀圭介). いつまでも雨の降り続く異常気象の世界.
離島の高校を中退・家出して東京に来た森嶋帆高は,食い詰めてフェリーの中で知り合った雑誌編集者・須賀のもとに転げ込む.須賀の姪・夏美とともに編集助手として働くことになる. ある時,以前ハンバーガーをおごってもらった女店員・天野陽菜が怪しい男たちに囲まれているところを助けた帆高は,陽菜とともに廃ビルに逃げ込む.その屋上には古い祠があり,かって導かれるままその祠に参拝した陽菜は,それ以来地域と時間限定だが100%晴を実現できる晴女の能力を獲得したと言う.ハンバーガー屋を首になっていた陽菜は,小学生の弟と生きるため,帆高とともに晴女の依頼用ホームページを開き,晴女ビジネスを開始する.しかしビジネスが多忙になってくると,陽菜の体に異変が起こってきた….
地上とは別の世界を持つ「天空」の異常と,「天気の巫女」の役割を物語の軸とした,少年少女の恋の物語.奇想天外な設定だがテンポが良く,最後まで先が読めないストーリーを楽しむことができる.
何よりこのアニメの,水と雲の描写の美しさが印象的.個性ある登場人物を,それに相応しい俳優たちが声優を務めて演じているのも,うまくはまっている.一見の価値あり.
★★★☆(★5個が満点).
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