番外:独断的歌舞伎感想文 時今也桔梗旗揚
日記:2021年3月某日
国立劇場で「時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ) 三幕」を見る.
四世鶴屋南北=作,中村吉右衛門=監修,国立劇場美術係=美術.「序幕 饗応の場,二幕目 本能寺馬盥の場,大詰 愛宕山連歌の場」.出演:武智光秀(尾上菊之助),小田春永(坂東彦三郎),光秀妻皐月(中村梅枝),森蘭丸(中村萬太郎),光秀妹桔梗(坂東新悟),森力丸(中村鷹之資),山口玄蕃(中村吉之丞),住職日和上人(片岡亀蔵),連歌師宇野丈巴(河原崎権十郎),安田作兵衛(中村又五郎).
冒頭に「入門 歌舞伎の“明智光秀”」ご案内:片岡亀蔵.
この芝居は2014年に松緑の光秀・梅枝の桔梗で見たのが良かった.今回は菊之助が吉右衛門監修の芝居をきっちりやって,声など別人のようである(吉右衛門の声色ではないかと思うほど).菊之助の2枚目ぶりとまだぴったり来ない感じがあり,また何年か経って見てみたい.幕切れの光秀の哄笑も,彦三郎の春永が大音声で怒鳴りまくったせいか,ややそれに負けていた印象もあり.
でもこの芝居はやはり好きな芝居.
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