独断的映画感想文:ANNA/アナ
日記:2021年6月某日
映画「ANNA/アナ」を見る.
2019年.監督:リュック・ベッソン.
出演:サッシャ・ルス(アナ),ルーク・エヴァンス(アレクセイ・チェンコフ),キリアン・マーフィ(レナード・ミラー),ヘレン・ミレン(オルガ).
映画の冒頭,ロシアで逮捕される9人のCIA.新任のKGB長官ワシーリエフの指示で殺されたのだ.
両親を交通事故で瞬時に失ったアナは,犯罪者の夫に支配されるどん底から這い上がろうと,軍に志願する.英語ができてチェスの才能があったアナは,過酷な採用試験後,アレクセイの推薦を得てオルガの許可を勝ち取り,KGBに所属することになる.
いくつかの暗殺に成功した後,モスクワの市場でスカウトされパリでモデルデビューしたアナは(その様にスカウトが誘導されたのだ),一流モデルとして成功をおさめ,その一方でヨーロッパでの要人暗殺に成功する.しかしイタリアでの要人暗殺の作戦でアナはミスを犯して….
KGBのエージェントとして大成功をおさめながらCIAのダブルスパイともなったアナ,しかしその究極の目的は自由だ.
すさまじい殺人能力と女性としての魅力を駆使して目的に近づこうとするアナ.一方でその個性はKGBのアレクセイ,CIAのレナードをも虜にする.
この映画の面白さは,アクション映画としてもさることながら,アナという女性の苦難の旅路を描く点にもある.リュック・ベッソンの本作はテンポよくアクションがスピーディー.最後まであっという間に見た.主演サッシャ・ルスの美貌と身体能力は半端ではない.ルーク・エヴァンス,ヘレン・ミレンも魅力的.
★★★☆(★5個が満点).
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