独断的映画感想文:騙し絵の牙
日記:2022年3月某日
映画「騙し絵の牙」を見る. 2020年.監督:吉田大八.原作:塩田武士.
出演:大泉洋(速水輝),松岡茉優(高野恵),宮沢氷魚(矢代聖),池田エライザ(城島咲),斎藤工(郡司 一),中村倫也(伊庭惟高),佐野史郎(宮藤和生),リリー・フランキー(謎の男),塚本晋也(高野民夫),國村隼(二階堂大作),木村佳乃(江波百合子),小林聡美(久谷ありさ),佐藤浩市(東松).
文壇の主流を任じる文芸誌「小説薫風」を擁する薫風社,雑誌の不振の中で社長急逝という事態,社長の息子はアメリカに飛ばされ営業出身の東松が社長になる.東松が主導するリストラのあらしの中,小説薫風の編集からエンタメ誌「トリニティ」編集に飛ばされた高野恵は自宅が書店.新たにトリニティの編集長となった速水とともにトリニティ再建のため力の限りを尽くすが…. 文芸誌「小説薫風」が捨てた新進小説家をトリニティがドラマチックにデビューさせるという展開や,その小説家と伝説の謎の小説家との意外な関係等,物語の展開は間断するところなく面白い.松岡茉優,池田エライザが配役を必要十分に演じて見応えあり.出版界の事情と関係者の暗闘などそこそこ面白かった.★★★☆(★5個が満点).
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