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2022/06/05

独断的映画感想文:夏への扉 キミのいる未来へ

日記:2022年6月某日
映画「夏への扉 キミのいる未来へ」を見る.1_20220713103801
2021年.監督:三木孝浩,脚本:菅野友恵,原作:ロバート・A・ハインライン.
出演:山﨑賢人(高倉宗一郎),清原果耶(松下璃子),藤木直人(ロボット),夏菜(白石鈴),眞島秀和(松下和人),浜野謙太(坪井剛太),田口トモロヲ(遠井教授).2_20220713103801
R.A.ハインラインの名作SFをリメイク.両親を病気で失った高倉宗一郎は,父の親友松下教授に引き取られ,一人娘の璃子と猫ピートとともに兄妹同然に育てられる.成人しロボット技術者として画期的なロボット開発に成功した宗一郎,しかし恩人松下教授夫妻は事故死し,璃子は今は宗一郎のパートナーでもある松下教授の弟・和人の庇護下にある.3_20220713103801
一方宗一郎は恋人で和人の秘書でもある白石鈴に裏切られ,研究成果も和人との会社の株もすべて奪われる.失意のどん底で宗一郎は30年間の冷凍睡眠に逃避しようとするが,思い直し和人の家に向かう.そこでは白石と和人が祝杯を挙げていて,その話す内容を聞いた璃子は,宗一郎の身を案じて彼の家に向かう.それを追う和人,一方宗一郎は入れ替わりに和人宅を訪れるが,白石鈴に襲われ冷凍睡眠に送り込まれる.璃子を追った和人の目の前で宗一郎の家は爆発炎上,それ以来璃子の行方は不明となる.30年後すべてを失い無一文で覚醒した宗一郎,5日間だけ覚醒者に提供されるロボット・ピートの協力を得て,璃子の行方やその後のロボット産業の動きを調べるが….4_20220713103801
原作は1956年の作品,その後のSFのお手本となった古典で,タイムマシンものとしてのストーリーの行方は誰にでも想像がつく.俳優は何と言っても清原伽耶が魅力的.一方で藤木直人のロボット・ピートの演技,猫のピートの演技も秀逸,その他は可もなく不可もなし.全体として古典SFの名作の香りは生かしきれず.
★★★(★5個が満点).
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