独断的映画感想文:寝ても覚めても
日記:2023年12月某日
映画「寝ても覚めても」を見る.
2018年.監督:濱口竜介.
出演:東出昌大(丸子亮平/鳥居麦),唐田えりか(泉谷朝子),瀬戸康史(串橋耕介),山下リオ(鈴木マヤ),伊藤沙莉(島春代),渡辺大知(岡崎伸行),仲本工事(平川),田中美佐子(岡崎栄子).
21歳の朝子はおとなしめの女の子,鳥居麦と出会い運命的な恋に落ちるが,ある日麦は家を出たまま忽然と姿を消した.
2年後東京で就職した朝子は,麦とそっくりな顔の真面目な会社員・丸子亮平と出会う.困惑する朝子に対し,亮平は朝子に好意を抱くようになる.やがて朝子も亮平に魅かれるようになり,二人は同棲を始めた.数年後,今は売れっ子のモデルになった麦が,突然彼女の家を訪ねてくる….
特異な設定のこの映画のハイライトは,麦と亮平が出会った場面での彼女の決然とした行動にある.こんな運命がありうるのだろうか,そしてこんな決断がありうるのだろうか.唐突で不可解なこの場面が魅力的.
それにしても東出昌大はうまいし魅力的だ.私生活上のスキャンダルにも拘らず,このひとの出演映画が絶えない理由がよく判る.
★★★☆(★5個が満点).
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