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2024/08/08

独断的映画感想文:泣き虫しょったんの奇跡

日記:2024年8月某日
映画「泣き虫しょったんの奇跡」を見る.0_20240811113501
2018年.原作:瀬川晶司.監督・脚本:豊田利晃.
キャスト:瀬川晶司(松田龍平(中学時代:窪塚愛流),鈴木悠野(野田洋次郎(幼少期:田中奏生 中学時代:後藤奏佑人)),新藤和正(永山絢斗),村田康平(染谷将太),山川孝(渋川清彦),畑中良一(駒木根隆介),清又勝(新井浩文),加東大介(早乙女太一),冬野渡(妻夫木聡),真理子(上白石萌音),南咲子(石橋静河),山口(板尾創路),鹿島澤佳子(松たか子),瀬川千香子(美保純),工藤一男(イッセー尾形),藤田守(小林薫),瀬川敏雄(國村隼).2_20240811113501
瀬川晶司は目立たない小学生,しかし将棋が好きだ.隣家で同学年の鈴木悠野も将棋好きと知り,二人で街の将棋道場に行き主人の工藤にしごかれる.中学生になり晶司は日本将棋連盟の新進棋士奨励会に入り,プロ棋士を目指す.一方鈴木悠野は高校進学を選ぶ.奨励会では26歳の誕生日までに四段に昇段しなければ退会となり,プロへの道は閉ざされる.晶司は21歳で奨励会三段リーグに参加し8期の三段リーグ戦を戦うが,ついに基準を満たすことができず26歳の定年退会を迎えた….3_20240811113501
瀬川晶司六段の自伝に基づく映画.この四段昇格に失敗するまでの映画前半はあまり面白くない.晶司は人の好さがあるようで,どうも勝負に勝ちきれない.15歳から26歳までの奨励会11年の結果はゼロとなった.4_20240811113501
ところがこの後,アマ棋士として活躍している鈴木悠野と再会した晶司は,改めて将棋を指すこと自体の楽しさに目覚め,アマチュアとして復帰する.30歳で全日本アマチュア名人となったのちはプロと戦う機会も増え,34歳の時点で対プロ勝率は7割を越え,プロ編入の嘆願書を日本将棋連盟に提出するに至る.このあたりまでくると主人公やその周辺の人々も生き生きとして来てテンポも良い.1_20240811113501
この映画には綺羅星の様な俳優たちが目白押しに出演,その他にプロ棋士たちがプロ棋士役であちこちに出ていて,将棋ファンには楽しい映画であろう.終盤のハッピーエンドに突き進む怒涛の展開は,なかなかの迫力.やや趣味的ながら楽しい映画.
★★★☆(★5個が満点).
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