独断的映画感想文:ドキュメンタリーオブベイビーわるきゅーれ
日記:2024年10月某日
映画「ドキュメンタリーオブベイビーわるきゅーれ」を見る.
2024年.監督・構成・撮影・編集:高橋明大.構成:赤坂浩亮.出演:髙石あかり,伊澤彩織,池松壮亮,前田敦子,大谷主水.
アクションシーンのメイキング中心にプロデューサー,監督,アクション監督,主演3名のインタビューを交えた映像.独特のテンポがあって,アクションシーンは同じアクションを完成するまで幾度も繰り返すその経過を撮っているが,全く飽きることはなく,むしろ繰り返すたびに緊張感と迫力が増していくのがスリリングだ.
主演や監督の,一シーンに対しどういう完成度を求めているかの議論が白熱し,それを実現していく過程が繰り返されるリハーサルの中で組みあがっていく,その俳優と監督たちの苦闘が胸に迫る.現場のすべての人々の集中力と熱い思いが画面からほとばしり,感動した.後半の激しいリハーサルと本番の畳みかけ,ラストシーンの解放感,95分間息もつかせない迫力だ.見応え十分.
★★★★☆(★5個が満点)
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