独断的映画感想文:線は、僕を描く
日記:2025年1月某日
映画「線は、僕を描く」を見る.
2022年.監督:小泉徳宏.
出演:横浜流星(青山霜介),清原果耶(篠田千瑛),細田佳央太(古前巧),河合優実(川岸美嘉),矢島健一(国枝豊),夙川アトム(滝柳康博),井上想良(笹久保隆),富田靖子(藤堂翠山),江口洋介(西濱湖峰),三浦友和(篠田湖山).
法学部の学生青山霜介は,アルバイトで行った水墨画展で椿の絵に魅せられる.それが縁となり水墨画の巨匠:篠田湖山に弟子入りを勧められるが,霜介は生徒として水墨画の勉強を始めることにし,高弟の西濱と共に湖山の身近に仕えて技術を学んでいく.
椿の絵を描いた湖山の孫:千瑛は,湖山の厳しい指導を受けてスランプに陥っているらしい.千瑛にも教えを受けながら水墨画に魅せられていく霜介,しかし来賓が来た水墨画の実演会で湖山が倒れるという事態が発生する….
湖山は回復したが右手は不自由になった.湖山は左手で描いて行くと言い,一方で千瑛と霜介への厳しい指導は変わることがない.霜介には独り住まいに旅立つ日に家族と喧嘩し,直後に実家が洪水に呑まれるという辛い過去があった.千瑛は期待された展覧会で落選して以来の焦りがある.二人は霜介の家族の命日に共にその実家の後を訪れ,自分と向き合い対象の本質を追求していこうとかたりあう.
本屋大賞第3位の原作の映画化.水墨画の世界を紹介してなかなかに興味深い.物語や音楽は平均レベルで瞠目するまでのものではないが,今旬の主演の二人:横浜流星と清原伽耶が魅力的だ.この2人を楽しむ映画.
★★★☆(★5個が満点).
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