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2025/07/01

独断的映画感想文:コンペティション

日記:2025年7月某日
映画「コンペティション」を見る.1_20250702121601
2021年.スペイン・アルゼンチン.監督:ガストン・ドゥプラット,マリアノ・コーン.
出演:ペネロペ・クルス(ローラ・クエバス),アントニオ・バンデラス(フェリックス・リベロ),オスカル・マルティネス(イバン・トレス),ホセ・ルイス・ゴメス(ウンベルト),イレーネ・エスコラル(ダイアナ),マノロ・ソロ(マティアス),ナゴレ・アランブル(ジュリア),ピラール・カストロ(ビオレッタ),コルド・オラバリ(ダリオ).3_20250702121601
80歳になった大富豪ウンベルトは,自分の名声を高めようと映画に出資することにした.大枚をかけ映画化権をわがものにしたノーベル賞作家の小説を,パルムドール受賞監督のローラに託す.主演は映画界の大立者フェリックスと,舞台俳優の大御所イバン.この3人が揃って本読みが始まるが,本読みの段階から厳しいダメ出しや奇想天外なエクササイズを強要するローラと,奔放なプレーボーイであるフェリックス,理論家で教育者でもあるイバンの息は全く噛み合わない.制作現場には困惑と混乱が広がるが….4_20250702121601
映画はほぼこの3人の会話劇と云っても良いが,ローラの飛んでる場面設定や両俳優のそれぞれの演技が面白くて全く退屈しない.両俳優が主導権を得るために或いは相手を貶めるために,とんでもない行動に出たり嘘をついたりする展開も可笑しい.映画にはいろいろな伏線があり,それらの思いがけない回収のしかたも意表を突かれる.2_20250702121601
スペイン映画らしいおしゃれな建物やインテリア,原色鮮やかな家具や絵画をあしらった映像も美しく,ベートーベンやショパン,サティ,更にキーズ・ジャレット等を用いた映画音楽も素敵だ.本作はシニカル・コメディと称しているがその通り,結局はコメディなので気楽に最後まで見ていられるが,それぞれの場面は充分にスリリングで魅力的.見て損はなし.5_20250702121601
★★★☆(★5個が満点).
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