独断的映画感想文:駅 STATION
日記:2025年7月某日
映画「駅 STATION」を見る.
1981年.監督:降旗康男,脚本:倉本聰,音楽:宇崎竜童,撮影:木村大作.
出演:高倉健(三上英次),いしだあゆみ(三上直子),大滝秀治(相場),池部良(中川警視),寺田農(力石),烏丸せつこ(吉松すず子),根津甚八(吉松五郎),宇崎竜童(木下雪夫),北林谷栄(三上昌代),藤木悠(三上一郎),永島敏行(三上道夫),古手川祐子(三上冬子),田中邦衛(菅原),小松政夫(菅原義二),草野大悟(柳),平田昭彦(大田黒警視),織本順吉(留萌署長),小林稔侍(辰巳刑事),倍賞千恵子(桐子),室田日出男(森岡茂),佐藤慶(対策本部長).
北海道を舞台とする物語.1968年,刑事三上英次は離婚し,銭函駅で妻直子と息子を見送る.オリンピックの射撃の選手でもあった三上は,直子の一度の過ちも許せなかった.直後の検問で,英次の上司であり射撃の師匠でもある相馬が,連続射殺犯指名22号・森岡に射殺される.三上は犯人追及を志願するが,五輪優先との道警の命令で許されなかった.
1976年連続通り魔殺人犯を追い,三上らは増毛駅前の風待食道を張る.従業員のすず子の兄・吉松五郎が犯人と目されたためだ.増毛の対岸は三上の故郷・雄冬だ.三上は五輪のコーチを兼任していたが,道警の命令でコーチを外され,捜査に従事することになる.すず子の愛人・雪夫の手引きで五郎は逮捕された.1979年暮れ,三上は雄冬への里帰りの帰路,欠航のため増毛の居酒屋・桐子に立ち寄った….
高倉健主演映画の傑作の一つ,スタッフ,キャストとも充実し見ごたえのある映画となった.往年の名優たちと若手の俳優たちが,高倉健を中心に好演している.宇崎竜童が,日本アカデミー賞助演男優賞を獲得した一方,この映画の音楽を担当し同最優秀音楽賞を獲得したのも素晴らしい.
三上と桐子が酒場で過ごす3夜に,いずれもTVから八代亜紀の「舟唄」が流れ,そのシチュエーションがどれも異なるという場面が心に残る.特に最後の夜,目を合わすこともできない二人の心情は哀切で,まことに印象的.数十年ぶりに見たが色褪せない映画だ.
★★★★(★5個が満点).
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