« 独断的映画感想文:十一人の賊軍 | トップページ | 独断的映画感想文:遠来 トモベのコトバ »

2026/04/02

独断的映画感想文:海潮音

日記:2026年4月某日
映画「海潮音」を見る.19801
1980年.日本.監督・脚本:橋浦方人.
出演:池部良(宇島理一郎),荻野目慶子(宇島伊代),山口果林(女),泉谷しげる(菊永征夫),浦辺粂子(宇島図世),上月左知子(吉井収子),近藤宏(吉井淳治),野上祐二(五島隆史),烏丸せつこ(吉井さちこ).
荒波の打ち寄せる能登半島の海辺の村.旧家の主:理一郎は,ある朝波打ち際に倒れている若い女を助ける.自宅にあげて介抱するが,回復した女は過去の記憶を失っていた.
理一郎は母:図世,15歳の娘:伊代との3人暮らし,毎日運転手と家政婦の吉井夫妻が,通いでやってくる.女は当面宇島家に逗留することになった.伊代の母は彼女が4歳の時に身体をこわし亡くなった.母の弟で東京から戻ってきた征夫が,伊代の良い話し相手だ.伊代は高校を出たら征夫の様に東京に行ってもう戻ってこないと打ち明けるが,征夫は理一郎も若いころ同じように言ってこの村を出ていったのだと云う.19802
伊代は女に少女らしい心遣いを見せるが,やがて女をめぐって理一郎と征夫は言い争うようになる.ある嵐の夜,理一郎は女と深い仲になった.征夫は独り再び東京に旅立つ.男たちの確執と事態の進展に激しく動揺した伊代は,父の書斎のライフルを持ち出す….
思春期の少女の不安定な心身の動きを,荻野目慶子が躊躇いなく演じ切って存在感あり.ラストシーンで,荒波寄せる突堤を夕陽を浴びて疾走する伊予の姿は,まことに印象的だ.池部良はじめ他の演技陣はやや大人しめ,泉谷しげると烏丸せつこは元気が良かった.19803
★★★☆(★5個が満点).


« 独断的映画感想文:十一人の賊軍 | トップページ | 独断的映画感想文:遠来 トモベのコトバ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 独断的映画感想文:十一人の賊軍 | トップページ | 独断的映画感想文:遠来 トモベのコトバ »