2017/03/15

独断的映画感想文:ブロークンシティ

日記:2017年1月某日
映画「ブロークンシティ」を見る.1
2012年.監督:アレン・ヒューズ.
出演:マーク・ウォルバーグ(Billy Taggart),ラッセル・クロウ(Mayor Hostetler),キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(Cathleen Hostetler),ジェフリー・ライト(Carl Fairbanks),バリー・ペッパー(Jack Valliant),アローナ・タル(Katy Bradshaw),ナタリー・マルティネス(Natalie Barrow),グリフィン・ダン(Sam Lancaster).2
ビリーはN.Y.警察の警官,七年前捜査中の容疑者を射殺した疑いで告発されたが,判決は無罪だった.
しかし以来ビリーは警察を辞め,私立探偵として活動する.ビリーの恋人・ナタリーは,妹のレイプ殺人事件後,ビリーとつき合う様になったが,今は映画女優として売り出している.3
ビリーの辞職に関与したN.Y.市長ホステラーは,市長選挙1週間前にビリーを呼び出し,妻・キャスリーンの浮気相手を探る様に命じる.調査の結果,相手は市長選の対立候補・ヴァリアントの選挙責任者,アンドリューと判明するが….
市長選を巡る政治的陰謀の渦巻く中,巻き込まれたビリーがそのもつれを自分の人生をかけて解きほぐすサスペンス.4
俳優陣が豪華な割には,サスペンスに意外性が乏しく,またプロットの吟味が不充分で,エピソードが伏線にならず終わる等の欠陥あり.やや印象が散漫になる結果となった.
残念でした.
★★★(★5個が満点)
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2017/03/13

独断的映画感想文:SPY スパイ

日記:2017年1月某日
映画「SPY スパイ」を見る.
2015年.監督:ポール・フェイグ.
出演:ジェイソン・ステイサム(Rick Ford),ジュード・ロウ(Bradley Fine),メリッサ・マッカーシー(Susan Cooper),ローズ・バーン(Rayna Boyanov),ミランダ・ハート(Nancy B. Artingstall),ボビー・カナヴェイル(Sergio De Luca),アリソン・ジャネイ(Elaine Crocker),ジェシカ・チャフィン(Sharon).1_2
本格的スパイ映画のスタイルを取った本格的コメディ映画.
CIAの敏腕スパイ・ブラッドレイは,優秀なサポート要員・スーザンのおかげで大活躍,しかし移動型核爆弾を持つレイナに近づいたブラッドレイはレイナに倒されてしまう.2_2
他のエージェントの身元も敵にばれているらしく(二重スパイがいるらしい),太っちょで中年女性のスーザンは,自ら敵地に乗り込みレイナ等と対決する決意をする.
やむなくスーザンをパリに送り込むCIA,しかし意外にもスーザンは外国語ぺらぺら,格闘技や銃器の扱いもうまく,何と見込まれてレイナが自身のボディガードに採用するが….3_2
そこそこ良くできた映画で,スーザンのスーパーエージェントぶりと,頭脳が筋肉としか思えないリック等の対比がおかしい.
特にスーザンが敵の女性エージェントと,ホテルの厨房でフライパン対肉切り包丁で渡り合う格闘シーンは見応え有り.4_2
この監督は現場で思いつきの台詞を俳優に言わせる癖があるらしく,その為メイキングやNG集の内容はめちゃくちゃ面白いが,本編の方は逆に意味不明の台詞が続出.
そういう意味でちゃらんぽらんさの感じられる映画である.
★★★(★5個が満点)
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独断的映画感想文:悪の法則

日記:2017年1月某日
映画「悪の法則」を見る.1
2013年.監督:リドリー・スコット.
出演:マイケル・ファスベンダー(Counselor),ペネロペ・クルス(Laura),キャメロン・ディアス(Malkina),ハビエル・バルデム(Reiner),ブラッド・ピット(Westray),ルーベン・ブラデス(Jefe).2
敏腕の弁護士Counselorは愛するLauraにかかる費用を工面する為,麻薬ビジネスに出資することにする.
共同出資するReiner,仲介するWestray等が組織の恐ろしさを説明するが,その危険を実感できないCounselor.しかし思わぬ事件が発生し,組織との間で重大なトラブルとなってしまった….
サスペンス仕立てのドラマだが,むしろセレブ生活をするCounselor等が直面する犯罪組織とのトラブルという,全く不条理な世界の現実を描写する映画と言える.3
映画の中盤でReinerやWestrayが組織の殺人方法を揶揄的に物語る場面があるが,終盤では登場人物の多くが実際にその凄惨な死に直面する.
癖のある俳優達を存分に使ったゴージャスな映画,だが監督も癖があって(本筋に必然的でない象徴的場面が多い)見終わってすっきりする映画ではない.4
Counselorが一縷の望みをかけて電話交渉する,組織の有力者Jefeとの長い会話が印象深い.
★★★☆(★5個が満点)
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2017/01/15

独断的映画感想文:レヴェナント 蘇えりし者

日記:2017年1月某日
映画「レヴェナント 蘇えりし者」を見る.1_2
2015年.監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ.
出演:レオナルド・ディカプリオ(Hugh Glass),トム・ハーディ(John Fitzgerald),ドーナル・グリーソン(Captain Andrew Henry),ウィル・ポールター(Bridger),フォレスト・グッドラック(Hawk).
1823年,米国北西部の山中で毛皮狩猟に従事していたグループは,ネイティブアメリカンのアリカラ族の急襲を受ける.アリカラ族は拉致された族長の娘ポワカの奪還を目指していた.2_2
生き残った10名ほどは,ヘンリー大佐の指揮の下毛皮を隠し,グラスの案内で山越えで基地への帰還を目指す.
グラスはネイティブのポーリー族の娘と暮らしていたが,居住地が白人に襲われ妻は殺され息子ホークは火傷を負った.今はホークと共にグループに属するグラスだが,かってネイティブアメリカンに頭の皮を剥がされかけたフィッツジェラルドは,ことある毎にホークをいたぶりグラスを挑発する.
山中で斥候に出ていたグラスは灰色熊と遭遇し,何とか倒すが瀕死の重傷を負う.3_2
グループはグラスを搬送しようと試みるが急峻な山道に阻まれ,ヘンリー大佐はホーク,フィッツジェラルド他1名にグラスを最後まで看取り埋葬する様命じて先行する.
フィッツジェラルドはこれに対しグラスを殺害しようとするが,ホークに見咎められ彼を殺害,グラスを放置して逃亡する.グラスは驚異的な生命力で復活,ホークの死を悼みフィッツジェラルドを追跡する….
3時間近い大作であるが,時間の長さを全く感じさせない緊張感に満ちた作劇である.4
極寒の北西部を背景に追い追われるグラスとフィッツジェラルド.デカプリオの怪演とトム・ハーディの好演が見応えあり.極寒の山中に身一つで放置されたグラスの,凄まじい生命力と生き残る為の死闘にとにかく圧倒される.
今は亡い美しい妻の幻影が各所に現れて心に滲みる.復讐を遂げても,妻子とこの世で過ごすことはもうかなわない.ラストシーンの哀切さは印象的だった.
★★★★(★5個が満点).
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独断的映画感想文:劇場版MOZU

日記:2017年1月某日
映画「劇場版MOZU」を見る.1
015年.監督:羽住英一郎.
出演:西島秀俊(倉木尚武),香川照之(大杉良太),真木よう子(明星美希),池松壮亮(新谷和彦),伊藤淳史(鳴宮啓介),杉咲花(大杉めぐみ),阿部力(村西悟),伊勢谷友介(高柳隆市),松坂桃李(権藤剛),長谷川博己(東和夫),小日向文世(津城俊輔),ビートたけし(ダルマ).2
2シーズンにわたるTVドラマの解決編として作られた映画.
TVドラマファンからは圧倒的支持がある様だが,これを初見で見るには映画一般で与えられる情報が殆ど略されているので混乱する.その意味では映画の必要条件を満たしていない.
アクションシーンにはそれなりのものが見られるが(特に松阪桃李と池松壮亮の死闘は迫力がある),善玉は刺されても撃たれてもぴんぴんしているし御都合主義が激しい.3
西島秀俊が突然「ペナム共和国」に現れ,しかもその時点で守るべき少女が既に奪われているというシーンは,説明すべきレベルが2段階飛ばされた感じで,なんぼ何でも酷いと感じた.5
という訳で見るべきものに乏しい,好きな俳優がアクションで頑張っているという以上のものは無い映画.
★(★5個が満点)
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2017/01/03

独断的映画感想文:エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)

日記:2016年12月某日
映画「エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)」を見る.
1
2016年.監督:平山秀幸,山岳監修:八木原圀明.
出演:岡田准一(深町誠),阿部寛(羽生丈二),尾野真千子(岸涼子),ピエール瀧(宮川),甲本雅裕(井上真紀夫),風間俊介(岸文太郎),テインレィ・ロンドゥップ(アン・ツェリン).
食い詰めネタを探していた山岳カメラマンの深町は取材先のネパールで,エベレストの幻の初登頂者の可能性があるマロリー卿のものと見られるカメラを発見するが,そのカメラは盗品として現地のシェルパ・ティンレイに返還される.2
ティンレイに同行していた日本人・羽生に興味を持った深町.羽生は天才的なクラマーだったが性格は自分本位で,ザイルパートナー・岸文太郎が滑落で死んだ後は彼を死なせたとの噂が立ち,日本から姿を消していた.
羽生が冬期無酸素単独のエベレスト登頂を目指すと見た深町は,羽生のかっての恋人で岸の妹である涼子と共に羽生を追う….
4
深町誠と岸涼子の人格がややあやふやなところが,この映画の欠点と思われる.
この映画はある意味で深町誠の死と再生の物語でもあるのだから,彼の行動の軸がいい加減では物語が見えない.
深町が無謀にも単独無酸素で羽生の跡を追い滑落した顛末,その為羽生の生涯をかけた山行に重大な影響を与えた事実,一方の目的であるマロリー卿の登頂の謎解明のチャンスを自ら放棄してしまう経過等は,全く納得し難い.岸涼子の行動にも今ひとつ必然性が感じられない.3
一方,羽生丈二役の阿部寛の演技には,その寡黙さにもかかわらず圧倒される.これはネタバレになるが,羽生の死後の独白における阿部寛の台詞術も印象的.
山岳シーンの美しさも良かった.全体としては見て損のない映画.
★★★☆(★5個が満点)
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2016/12/31

独断的映画感想文:この世界の片隅に

日記:2016年12月6日
テアトル東京で映画「この世界の片隅に」を見る.0
2016年.監督:片渕須直.原作:こうの史代,企画:丸山正雄,プロデューサー:真木太郎.
出演(声):のん(北條すず(旧姓:浦野)),尾身美詞(黒村径子),細谷佳正(北條周作),稲葉菜月(黒村晴美),牛山茂(北條円太郎),新谷真弓(北條サン).3_2
昭和10年,北条すず10歳の時から始まる物語.
広島市江波で海苔梳きを営む北条家の長女すずは,自らぼーっとしたところがあると言う心優しい絵の上手な子供.両親,祖母,兄妹と共にすくすくと育つ.
19歳の時,幼い頃出会って以来彼女を想っていた北条周作に結婚を申し込まれ,呉市郊外の北条家に嫁ぐ.戦時下で青年男子が招集され,物資がどんどん無くなっていく中,嫁として懸命の働きを続ける.
聯合艦隊の拠点である呉には空襲が集中し,周囲の人々は次々に戦傷に倒れ,やがてすず自身も義姉の娘・晴美と共に,義父を見舞いに行った広島で空爆に会う….2_2
素晴らしい映画である.
戦時下の市民の生活を総体としてここまでリアルに描くことができたのは,アニメーションならではというのは,逆説的だが真実である.
戦時下の市井の暮らしは,人々の働き方は,こうだったのかと様々な場面で納得がいく.戦時下の市民をどういう悲劇がどのように襲うのかという描写も身に迫るものだ.
のん始め声優陣もしっかりした仕事ぶり.
リアルな描写の一方,アニメらしいユーモアも随所にある.何も考えずに呉軍港の軍艦を写生していたすずが,憲兵に「間諜」と疑われ散々叱責される場面,同席していた義母・義姉が真っ赤な顔をして震えていたのは,余りに間抜けで居丈高な憲兵の説教に笑うのを必死に堪えていたからだというシーンが可笑しい.
日経ビジネスオンラインの記事(映画「この世界の片隅に」に勝算はあった?)によると,この映画は2010年に構想が生まれ,2012年に製作発表.2015年にパイロットフィルムを作成する資金を得る為クラウドファンディングを行い,同年パイロットフィルム完成.5
このパイロットフィルムの内容とクラウドファンディングの成功から資金が集まり,今回の完成に至ったと言う.そういう経緯も素晴らしい.
この原作者のコミックの映画化は,「夕凪の街 桜の国」以来2作目.原作者の力も大いに感じる映画の出来であった.
★★★★☆(★5個が満点)
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独断的映画感想文:蜜のあわれ

日記:2016年12月某日
映画「蜜のあわれ」を見る.
2016年.監督:石井岳龍.1
出演:二階堂ふみ(赤子),大杉漣(老作家),真木よう子(ゆり子),高良健吾(芥川龍之介),永瀬正敏(金魚売りの男),韓英恵(老作家の愛人).
赤子は金魚である.老作家の妄想の中で美しい少女になっている.
老作家はなお執筆活動や講演活動を続けているが,年を重ねても性欲は相変わらず.3
そういう老作家の生活には,赤子を始め12年前に死んだかっての文学上の教え子・ゆり子の幽霊や現実の愛人が出入りしてなかなか忙しい….
老人のエロい妄想というテーマは,自身が高齢者となった今もどうもぴんと来ない.
老作家を演じる大杉漣という俳優は,映画にさえ出なければ好きな俳優なのだが,主演となると持て余す僕にとっては苦手な俳優.2
という訳で映画自体は退屈なまま終わってしまった.
二階堂ふみのコケティッシュな魅力は確かにあるが,こういう映画で老人の妄想の対象として鑑賞用のヌードを披露するのは,どうも気の毒である.
韓英恵の扱いも酷いもので,女優受難の映画と言わざるを得ない.見るんじゃなかった.4
★★(★5個が満点)
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2016/12/18

独断的映画感想文:怒り

日記:2016年12月某日
映画「怒り」を見る.
1_2
2016年.監督:李相日.
出演:渡辺謙(槙洋平),森山未來(田中信吾),松山ケンイチ(田代哲也),綾野剛(大西直人),広瀬すず(小宮山泉),佐久本宝(知念辰哉),ピエール瀧(南條邦久),三浦貴大(北見壮介),高畑充希(薫),原日出子(藤田貴子),池脇千鶴(明日香),宮﨑あおい(槙愛子),妻夫木聡(藤田優馬).
2_2
八王子の住宅街で夫婦が惨殺されて1年,指名手配された犯人は未だ捕まらない.
千葉の漁港で働く槙洋平の娘愛子は家出先から連れ戻されたが,彼女の不在中に父が雇ったバイトの田代と愛し合うようになる.その田代は八王子事件の逃走犯に酷似していた.
3_2
ホスピス入院中の母を持つ藤田優馬は心優しいゲイ,たまたま出会った大西直人と愛し合い,家に連れ帰って共に暮らすようになる.
しかし直人の前歴は不詳,直人は八王子事件逃走犯の整形後の顔と酷似していた.
本土から沖縄に母とやって来た小宮山泉は,友人の知念辰哉と訪れた無人島の廃墟で暮らす田中信吾と出会う.本音で話せる田中に心を許す泉だったが,辰哉と出かけた那覇で事件に巻き込まれる….
4_2
田代,大西,田中の3名が八王子事件の逃走犯を疑われるというミステリーだが,3つの物語には何の関連性もない.その点はいささか残念だが,俳優陣は誠に見応えあり.
若手がおしなべて良いが,特に短い出番ながら強烈な存在感だったのは高畑允希.彼女が優馬と語り合うシーンには胸を打たれた.5_2
宮崎あおいの純情,綾野剛のはかなさ,広瀬すずの怒りは,いずれも期待通りの出来.3つの物語にはそれぞれ愛があり裏切りがある.その中から生まれる怒り.
映画はヘビーだが,圧倒的な演技陣の迫力はかけがえのないものだ.
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独断的映画感想文:君の名は。

日記:2016年11月某日
映画「君の名は。」を見る.
2016年.監督・原作・脚本:新海誠.1
出演(声):神木隆之介(立花瀧),上白石萌音(宮水三葉),成田凌(勅使河原克彦),悠木碧(名取早耶香),島崎信長(藤井司),石川界人(高木真太),谷花音(宮水四葉),長澤まさみ(奥寺ミキ),市原悦子(宮水一葉).
宮水三葉は飛騨の山村の高校生.宮司の娘だが母は死去,父は家を出て町長をしており,祖母の一葉と妹の四葉との3人暮らし.2
立花瀧は東京都心の高校生,父との二人暮らしでバイトに精出す日々.
ところがこの二人が互いの体と心が入れ替わる現象が突如発生する.最初は途惑った二人だが,週に数回起こる現象に次第に慣れ,互いの身に起こったことを相手のスマホに記入して情報交換しつつ,次第に相手への理解を深めていくが,ある事件が彼等の身に迫っていた….3
大変美しいアニメーションである.音楽も素晴らしい.時空の捻れを軸としたプロットも良く考えられており,ファンタジーとして素晴らしい出来上がりである.
但し,両名が入れ替わった時に当然気がつくべきところが無視されている点は,ちょっと無理をし過ぎであると感じたし,ラストシーンは別のやり方もあったろうと思わせる.4
一方,組紐の受け渡しのエピソードはこのプロットをうまく生かしていた.見応えある作品.
★★★☆(★5こが満点)
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