2018/04/08

番外:独断的歌舞伎感想文 3月国立劇場:増補忠臣蔵/髪結新三

日記:2018年3月某日
国立劇場で歌舞伎を見る.H303shinza_2
「増補忠臣蔵 (ぞうほちゅうしんぐら)一幕二場 ―本蔵下屋敷―(ほんぞうしもやしき)」.第一場 加古川家下屋敷茶の間の場 第二場 同 奥書院の場.国立劇場美術係=美術.「梅雨小袖昔八丈 (つゆこそでむかしはちじょう) 三幕六場 ―髪結新三― (かみゆいしんざ)」.河竹黙阿弥=作 尾上菊五郎=監修 国立劇場美術係=美術.序幕 白子屋見世先の場,永代橋川端の場,二幕目 富吉町新三内の場,家主長兵衛内の場,元の新三内の場,大詰 深川閻魔堂橋の場.主な配役:『増補忠臣蔵』 桃井若狭之助(中村鴈治郎),三千歳姫(中村梅枝),井浪伴左衛門(市村橘太郎),加古川本蔵(片岡亀蔵).『梅雨小袖昔八丈』 髪結新三(尾上菊之助),白子屋手代忠七(中村梅枝),下剃勝奴(中村萬太郎),家主女房おかく(市村橘太郎),家主長兵衛(片岡亀蔵),加賀屋藤兵衛(河原崎権十郎),白子屋後家お常(市村萬次郎),弥太五郎源七(市川團蔵).
増補忠臣蔵は忠臣蔵外伝風の芝居.主従の確執から本蔵お手討ちの土壇場で,思わぬどんでん返しがあって主従の愛が確認されるという筋だが,個人的にはこういう芝居は受け容れ難い.
好き嫌いの話なので仕方がないが,鴈治郎の濃厚な芝居も好きではない.梅枝と橘太郎が好演で印象的.
髪結新三は元来好きな芝居なので楽しく見た.
新三の基準は2013年8月歌舞伎座公演の板東三津五郎にあるので,今回の菊之助はちょっと優しすぎるいい人に見えてしまうが,若く颯爽として魅力的.
梅丸のお熊が可憐で素敵.萬太郎の勝奴が期待以上の好演で良かった.
大家夫妻(橘太郎・亀蔵)は期待通りの好演,こういう役の俳優が面白いと,芝居は楽しい.
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番外:独断的歌舞伎感想文 三月大歌舞伎昼の部 国性爺合戦/男女道成寺/芝浜革財布

日記:2018年3月某日
歌舞伎座を見る.Img_20180324_103816_burst001_cover_
「近松門左衛門 作 一、国性爺合戦(こくせんやかっせん) 獅子ヶ城楼門 獅子ヶ城内甘輝館 同 紅流し 同 元の甘輝館」.出演:和藤内(愛之助),錦祥女(扇雀),甘輝(芝翫),老一官(東蔵),渚(秀太郎).「四世中村雀右衛門七回忌追善狂言 二、男女道成寺(めおとどうじょうじ)」.出演:白拍子花子(雀右衛門),白拍子桜子実は狂言師左近(松緑),明石坊(友右衛門).「三、芝浜革財布(しばはまのかわざいふ)」.出演:魚屋政五郎(芝翫),政五郎女房おたつ(孝太郎),友達大工勘太郎(彌十郎).
国性爺合戦は,明代の将軍で台湾のオランダ人勢力を一掃した,鄭成功をモデルとした物語.愛之助の和唐内だが,今回は見せ場が少なくてちょっと気の毒.
男女道成寺は四世雀右衛追善で,冒頭,明石坊の友右衛門が口上を述べる.踊りは実力者2人で見応えあり.所化は歌昇,壱太郎,米吉等若手が総出で楽しい.
芝浜は落語でお馴染み,芝翫が魚屋だが,甘輝将軍よりこういう役の方が僕は好き.孝太郎が好演で嬉しい.前にも書いたことがあるが,国性爺合戦は,1967年の第1回国立劇場歌舞伎鑑賞教室で,高校生の時見た.配役は和唐内が市川男女蔵(現左團次),甘輝将軍は片岡孝夫(現仁左衛門),錦祥女は片岡秀太郎だった.50年越しで見る歌舞伎も印象的.
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番外:独断的歌舞伎感想文 三月大歌舞伎 夜の部 於染久松色読販/神田祭/滝の白糸

日記:2018年3月某日
歌舞伎座で「三月大歌舞伎 夜の部」を見る.Kabukiza_201803ffl_64c84a8c27b7d5e9
「一、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり) 小梅莨屋の場 瓦町油屋の場」.四世鶴屋南北 作,渥美清太郎 改訂.出演:土手のお六(玉三郎),山家屋清兵衛(錦之助),鬼門の喜兵衛(仁左衛門).「二、神田祭(かんだまつり)」.出演:鳶頭(仁左衛門),芸者(玉三郎).「三、滝の白糸(たきのしらいと)」.泉鏡花 作・坂東玉三郎 演出.出演:滝の白糸(壱太郎),村越欣弥(松也),春平(歌六).
於染久松は於染の七役の内の一部,お六・喜兵衛のゆすりが間抜けな失敗に終わるエピソード.仁左衛門が死体の前髪を剃る場面の見栄などはいかにもの雰囲気があるが,前後の筋が良く判らないので物足りない.
神田祭は,仁左衛門・玉三郎のいちゃいちゃぶりがうまく,踊りも素晴らしい.花道を引っ込みながら,こんなにもてて済みませんと言わんばかりに,仁左衛門が頭をかきかき玉三郎といそいそと引っ込む辺りも素敵.
滝の白糸は,玉三郎演出で壱太郎・松也の主演.壱太郎は台詞は今ひとつだが,立ち居振る舞いは良く演出に従って魅力的.松也,歌六等の奮闘の力作で,見応えあり.
新派の芝居を歌舞伎の舞台で今の世代に見せるのは,なかなかに難しそうである.
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2018/03/26

番外:独断的歌舞伎感想文 二月大歌舞伎 夜の部:熊谷陣屋/壽三代歌舞伎賑/祇園一力茶屋

日記:2018年2月某日
歌舞伎座で「二月大歌舞伎 夜の部」を見る.Kabukiza_201802f3_25d7d9db66a21dd9f
「一、一谷嫩軍記 熊谷陣屋(くまがいじんや)」.出演:熊谷次郎直実(染五郎改め幸四郎),熊谷妻相模(魁春),藤の方(雀右衛門),梶原平次景高(芝翫),亀井六郎(歌昇),片岡八郎(萬太郎),伊勢三郎(巳之助),駿河次郎(隼人),堤軍次(鴈治郎),白毫弥陀六(左團次),源義経(菊五郎).「二、壽三代歌舞伎賑(ことほぐさんだいかぶきのにぎわい) 木挽町芝居前 二代目松本白鸚 十代目松本幸四郎 八代目市川染五郎」.幸四郎改め白鸚,染五郎改め幸四郎,金太郎改め染五郎.出演:菊五郎,仁左衛門,玉三郎,左團次,又五郎,鴈治郎,錦之助,松緑,海老蔵,彌十郎,芝翫,歌六,魁春,時蔵,雀右衛門,孝太郎,梅枝,高麗蔵,友右衛門,東蔵,秀太郎,廣太郎,錦吾,猿之助,楽善,我當,梅玉,吉右衛門,藤十郎.「三、仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら) 祇園一力茶屋の場」.出演:大星由良之助(幸四郎改め白鸚),大星力弥(金太郎改め染五郎),赤垣源蔵(友右衛門),富森助右衛門(彌十郎),矢間重太郎(松江),斧九太夫(錦吾),遊女お軽(玉三郎),寺岡平右衛門(仁左衛門).
熊谷陣屋は幸四郎で2度見ていずれもいまいちだった.今回の新幸四郎は何を言っているかは明瞭で親父よりは見易いし,型がきっちり出来ているのは立派.
しかし吉右衛門の直実がビデオのワンシーンだけで落涙させる力があるのには比べようもない.これから伝統を作る若さに期待したい.左團次の弥陀六が元気で好感.
木挽町芝居前は寸劇仕立ての襲名口上,きら星の様な出演者の中で腰掛けたままながら元気そうな我當と台詞もないがにこやかに一座していた猿之助が印象的.
一力茶屋は何と言っても玉三郎・仁左衛門のお軽・平右衛門の場面に圧倒的な感銘を受ける.
お軽の由良之助を相手にする時の如何にも遊女といった風情から,兄・平右衛門に勘平の消息を聞く時の少女めいた明るさ,父も勘平も死んだと知った時の悲哀,覚悟を決めて兄の手にかかろうという時の決意,これを演じる玉三郎の美しさはどうだろう.
仁左衛門の平右衛門もぴったり息があって且つ若々しく,まことに年齢を感じさせない名演である.これほど見応えのある歌舞伎も久しぶり.楽しかった.
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2018/01/27

番外:独断的歌舞伎感想文 新橋演舞場初春歌舞伎公演「天竺徳兵衛韓噺(てんじくとくべえいこくばなし)/口上(こうじょう) 市川海老蔵/新歌舞伎十八番の内 鎌倉八幡宮静の法楽舞

日記:2018年1月某日Shinbashi_201801f3_7a44ba5f1bf2295d
新橋演舞場の初春歌舞伎公演Aプロを見る.
「一、天竺徳兵衛韓噺(てんじくとくべえいこくばなし) 中村獅童宙乗り相勤め申し候 宗観館より梅津邸奥庭まで」.四世鶴屋南北 作.今井豊茂 補綴・演出.出演:天竺徳兵衛・斯波左衛門・座頭徳市(獅童),細川政元・吉岡宗観(右團次),梅津奥方葛城(笑也),宗観妻夕浪(吉弥),銀杏の前(児太郎),山名時五郎(弘太郎),梅津掃部(九團次),奴鹿蔵(松江),佐々木桂之介(友右衛門),足利義政(海老蔵).「二、寿初春 口上(こうじょう) 市川海老蔵「にらみ」相勤め申し候」.出演:海老蔵.「三、新歌舞伎十八番の内 鎌倉八幡宮静の法楽舞(かまくらはちまんぐうしずかのほうらくまい)」.九世市川團十郎生誕百八十年.松岡亮 作.出演:静御前・源義経・老女・白蔵主・油坊主・三途川の船頭・化生(海老蔵),蛇骨婆(吉弥),従僧方便坊(九團次),従僧普聞坊(廣松),姑獲鳥(笑三郎),忍性上人(右團次).
天竺徳兵衛は贔屓の獅童が主演,大病後の獅童が声も良く出て宙乗りもやり,嬉しかった.
静の法楽舞は舞台構成音曲ともよく練られていて素晴らしく,海老蔵の早変わりも見事.
正月恒例の海老蔵の口上,よーく睨んで貰ったので今年は安泰(の筈).
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番外:独断的歌舞伎感想文 国立劇場平成30年初春歌舞伎公演「世界花小栗判官(せかいのはなおぐりはんがん)」

日記:2018年1月3日H3001kabukiomote
国立劇場平成30年初春歌舞伎公演「通し狂言 世界花小栗判官(せかいのはなおぐりはんがん) 四幕十場」を見る.
発端 (京)  室町御所塀外の場.序幕<春> (相模)鎌倉扇ヶ谷横山館奥庭の場,同 奥御殿の場,江の島沖の場.二幕目<夏> (近江)堅田浦浪七内の場,同 湖水檀風の場.三幕目<秋> (美濃)青墓宿宝光院境内の場,同 万屋湯殿の場,同 奥座敷の場.大詰<冬> (紀伊)熊野那智山の場.
近松徳三・奈河篤助=作『姫競双葉絵草紙』より,尾上菊五郎=監修,国立劇場文芸研究会=補綴,国立劇場美術係=美術.
出演:尾上菊五郎,中村時蔵,尾上松緑,尾上菊之助,坂東彦三郎,坂東亀蔵,中村梅枝,中村萬太郎,市村竹松,尾上右近,市村橘太郎,片岡亀蔵,河原崎権十郎,坂東秀調,市村萬次郎,市川團蔵,坂東楽善.
お正月らしい華やかな舞台が印象的,梅枝・右近の若手女形も美しい.一方,浪七内の場での片岡・板東の両亀蔵と市村橘太郎のやり取りが抱腹絶倒である.
菊五郎,松緑,菊之助が流石に見応えのある芝居で,大詰めまで楽しめた.
冨司純子様はじめとする寺島一家,山川静夫さんの顔も拝めて,今年も良いスタートなり.

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2018/01/03

番外:独断的歌舞伎感想文 国立劇場12月歌舞伎公演 今様三番三/通し狂言 隅田春妓女容性(すだのはるげいしゃかたぎ)

日記:2017年12月某日
国立劇場で12月歌舞伎公演を見る.H2912kabukihon2omote
「今様三番三(いまようさんばそう)」.大薩摩連中,長唄囃子連中.「通し狂言 隅田春妓女容性(すだのはるげいしゃかたぎ) 三幕九場 ―御存梅の由兵衛― (ごぞんじうめのよしべえ)」.並木五瓶=作 国立劇場文芸研究会=補綴.国立劇場美術係=美術.序幕 柳島妙見堂の場,同  橋本座敷の場,同 入口塀外の場.二幕目 蔵前米屋店先の場,同 塀外の場,同 奥座敷の場,本所大川端の場.大詰 梅堀由兵衛内の場,同 仕返しの場.出演:中村吉右衛門,中村歌六,中村又五郎,尾上菊之助,中村歌昇,中村種之助,中村米吉,中村吉之丞,嵐橘三郎,大谷桂三,中村錦之助,中村雀右衛門,中村東蔵.
今様三番三は雀右衛門の踊りが美しい.引き抜きやぶっ返しも見事に決まり,見応えあり.
隅田春妓女容性は並木五瓶作の狂言で,侠客・梅の由兵衛がかっての主家から盗まれた重宝を探索すると共に,主家縁の男女,金五郎・小三を助けるため奔走する姿を描く.
筋は錯綜して分かり難いし,梅の由兵衛の実体がいまいち分かり難い(侠客なのに子分はいないし家業も不明)のだが,由兵衛の直面する悲劇の場が胸に迫る.
この場面の吉右衛門,菊之助,米吉がそれぞれ熱演で,感銘的.役者の力と歌舞伎の積み上げた様々な物語の上に,この狂言があるということが良く判る作品.
菊之助が早変わりで奮闘,これも見どころ.
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番外:独断的歌舞伎感想文 12月大歌舞伎1部・2部 実盛物語/土蜘/らくだ/蘭平物狂

日記:2017年12月某日
歌舞伎座で12月大歌舞伎1部・2部を見る.Kabukiza_201712fffl_0382af5e8a5e7da
第一部:源平布引滝・「一、実盛物語(さねもりものがたり)」.斎藤別当実盛(愛之助),女房小よし(吉弥),葵御前(笑三郎),郎党(宗之助),同(竹松),同(廣太郎),同(廣松),百姓九郎助(松之助),瀬尾十郎(片岡亀蔵),小万(門之助).河竹黙阿弥 作・「二、新古演劇十種の内 土蜘(つちぐも)」.出演:叡山の僧智籌実は土蜘の精(松緑),源頼光(彦三郎),侍女胡蝶(梅枝),坂田公時(萬太郎),巫子榊(新悟),太刀持音若(左近),石神実は小姓四郎吾(亀三郎),碓井貞光(橘太郎),渡辺綱(松江),番卒藤内(坂東亀蔵),番卒次郎(片岡亀蔵),番卒太郎(権十郎),平井保昌(團蔵).
第二部:初代桂文枝 口述,堀川哲 脚本,奈河彰輔 改訂・演出,今井豊茂 演出・「一、らくだ」.出演:紙屑屋久六(中車),やたけたの熊五郎(愛之助),家主幸兵衛(橘太郎),家主女房おさい(松之助),らくだの宇之助(片岡亀蔵).浅田一鳥 作,水沼一郎 補綴,竹柴諒二 補綴.倭仮名在原系図・「二、蘭平物狂(らんぺいものぐるい)」.出演:奴蘭平実は伴義雄 松緑),壬生与茂作実は大江音人(坂東亀蔵),水無瀬御前(児太郎),一子繁蔵(左近),女房おりく実は音人妻明石(新悟),在原行平(愛之助).
実盛物語は愛之助の実盛にあまり感心しない.型通りの実盛で,個性に欠ける嫌いあり.未だ発展途上か.亀蔵は自ら首を落とす場面でのトンボが見事,身体能力は相変わらず.
土蜘蛛は後半松緑の踊りが堪能できたが,前半が思ったより長くて不覚の爆睡.
らくだは上方弁の芝居がテンポ良く,とにかく中車がうまくて笑わせる.大家の家の前での死体とのもつれは,陰になって見えなかったのが残念なほど場内爆笑.亀蔵の死体も傑作,愛之助はかなり食われたか.
蘭平物狂は前半が思ったより複雑な展開で不覚の入眠,しかし後半の大立ち回りは,幕の不調があって出だしがつまずいたにも関わらず,誠に入魂の大奮闘,最後に息子の名を呼び探し求める姿には胸が熱くなる.これが今回限りとは残念だ.
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2017/12/19

番外:独断的歌舞伎感想文 スーパー歌舞伎II(セカンド) ワンピース

日記:2017年11月某日
歌舞伎「スーパー歌舞伎II(セカンド) ワンピース」を見る.Shinbashi_201710ffl_ecfc4935781aae7
出演:ルフィ/ハンコック(尾上右近),白ひげ(市川右團次),ゾロ/ボン・クレー/スクアード(坂東巳之助),サンジ/イナズマ/マルコ(中村隼人),ナミ/サンダーソニア/サディちゃん(坂東新悟),アバロ・ピサロ(市川寿猿),チョッパー(市川右近),はっちゃん/戦桃丸(市川弘太郎),ベラドンナ(坂東竹三郎),ニョン婆(市川笑三郎),ジンベエ/黒ひげ(市川猿弥),ニコ・ロビン/マリーゴールド(市川笑也),マゼラン(市川男女蔵),つる(市川門之助),エース/シャンクス(平岳大),ブルック/赤犬サカズキ(嘉島典俊),イワンコフ/センゴク(浅野和之).
市川猿之助休演の影を微塵も感じさせない,爆発的エネルギーを感じさせる舞台.
前回同様相変わらず誰がどの役をやっているか判らないが,3時間を超える舞台に一分の隙も無い構成は見事.尾上右近が完璧にルフィを演じて,ハンコックとの早変わりも観客の想像を超える出来で素晴らしい.
巳之助が前回に続きおかま役で演技賞ものの好演.宙乗り時のタンバリンの応援といい,観客の圧倒的な支持を得て実に楽しい舞台.
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2017/11/13

番外:独断的歌舞伎感想文 坂崎出羽守/沓掛時次郎

日記:2017年11月某日
国立劇場で歌舞伎鑑賞.H2911kabukihonomote03_1
山本有三=作・二世尾上松緑=演出・中嶋正留=美術.「坂崎出羽守(さかざきでわのかみ) 四幕」.第一幕 茶臼山家康本陣,第二幕 宮の渡し船中,第三幕(一) 駿府城内茶座敷, (二) 同 表座敷の一室,第四幕 牛込坂崎江戸邸内成正の居間.
長谷川伸=作・大和田文雄=演出.釘町久磨次=装置.「沓掛時次郎(くつかけときじろう) 三幕」.序幕(一) 博徒六ッ田三蔵の家の中,(二) 三蔵の家の外,(三) 再び家の中,(四) 再び家の外,(五) 三たび家の中,二幕目 中仙道熊谷宿裏通り,大詰(一) 熊谷宿安泊り,(二) 喧嘩場より遠からぬ路傍,(三) 元の安泊り,(四) 宿外れの路傍.
(出演)中村梅玉,中村魁春,尾上松緑,中村松江,坂東亀蔵,中村梅枝,中村歌昇,市村竹松,市川男寅,中村玉太郎,尾上左近,市村橘太郎,中村歌女之丞,嵐橘三郎,河原崎権十郎,市村萬次郎,坂東楽善,市川左團次.
「坂崎出羽守」は初見.千姫を救ったら嫁に取らすとの大御所の約束を得て,顔に重傷を負いながら救出に成功した出羽守.しかし千姫には嫌われ,家康と金地院崇伝の二枚舌のために武士の面目さえ失う事態になる.
地味で暗い台詞劇ながら心に迫るのは,直情径行激しやすい出羽守と,演じる松緑の人柄が重なって見えるからだ.松緑と橘太郎が好演.緊張感高い良い芝居.
「沓掛時次郎」は映画(初代・中村錦之助)でも見たが,ここでも橘太郎が梅玉の相手をして良い芝居.魁春はやくざの女房にはちょっと似合わない.
2作とも地味な芝居のためか,客席の入りは良くない.
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