2019/04/07

番外:独断的歌舞伎感想文 4月大歌舞伎 昼の部 平成代名残絵巻/新版歌祭文 座摩社・野崎村/寿栄藤末廣/御存 鈴ヶ森

日記:2019年4月某日
歌舞伎「4月大歌舞伎 昼の部 平成代名残絵巻/新版歌祭文 座摩社・野崎村/寿栄藤末廣/御存 鈴ヶ森」を見る.Kabukiza_201904_fff_1a1f449660a35dde674d
今井豊茂 作,藤間勘十郎 演出・振付.「一、平成代名残絵巻(おさまるみよなごりのえまき)」.出演:常盤御前(福助),藤原基房(権十郎),平宗盛(男女蔵),平知盛(巳之助),平徳子(壱太郎),遮那王(児太郎),左源太(男寅),平重衡(吉之丞),右源太(竹松),平時子(笑三郎),建春門院滋子(笑也),鎌田正近(市蔵),平宗清(彌十郎).「二、新版歌祭文(しんぱんうたざいもん) 座摩社 野崎村」.出演:〈座摩社〉油屋娘お染(雀右衛門),丁稚久松(錦之助),弥忠太(家橘),勘六(寿治郎),山伏法印(松之助),山家屋佐四郎(門之助),手代小助(又五郎).〈野崎村〉久作娘お光(時蔵),油屋娘お染(雀右衛門),丁稚久松(錦之助),手代小助(又五郎),百姓久作(歌六),後家お常(秀太郎).坂田藤十郎米寿記念.「三、寿栄藤末廣(さかえことほぐふじのすえひろ) 鶴亀」.出演:女帝(藤十郎),亀(猿之助),従者(歌昇),従者(壱太郎),従者(種之助),従者(米吉),従者(児太郎),従者(亀鶴),鶴(鴈治郎).四世鶴屋南北 作.「四、御存 鈴ヶ森 (ごぞんじすずがもり)」.出演:白井権八(菊五郎),東海の勘蔵(左團次),飛脚早助(又五郎),北海の熊六(楽善),幡随院長兵衛(吉右衛門).Tokubetsu1904_kichiemon
4月らしい豪華な顔合わせ.平成代名残絵巻と寿栄藤末廣は華麗な舞踊劇,それぞれ福助と藤十郎が元気で顔を出しているのが嬉しい.若手の踊りも綺麗で華やか.前者では巳之助・壱太郎の両花道での踊りが素敵,久しぶりに柴のぶちゃんも見られた.Tokubetsu1904_kikugoro
座摩社・野崎村はベテランの芝居,この2幕を通すことでお染・久松の野崎村に至る経過が分かる.また野崎村では,両花道に別れたお染の船・久松の駕籠が,駕籠かきの棒杖の拍子・竹本の連れ弾きに合わせ去って行く場面は面白い.
鈴ヶ森は大ベテランの芝居.菊五郎・吉右衛門の名台詞で昼の部を締める形となって,なかなかの見応え.
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2019/03/24

番外:独断的歌舞伎感想文 3月大歌舞伎夜の部 盛綱陣屋/雷船頭/弁天娘女男白浪

日記:2019年3月某日
3月大歌舞伎夜の部を見る.Moritsuna
「一、近江源氏先陣館 盛綱陣屋(もりつなじんや)」.出演:佐々木盛綱(仁左衛門),篝火(雀右衛門),信楽太郎(錦之助),早瀬(孝太郎),四天王(廣太郎),四天王(種之助),四天王(米吉),四天王(千之助),高綱一子小四郎(勘太郎),盛綱一子小三郎(寺嶋眞秀),竹下孫八(錦吾),伊吹藤太(猿弥),古郡新左衛門(秀調),北條時政(歌六),微妙(秀太郎),和田兵衛秀盛(左團次).「二、雷船頭(かみなりせんどう)」.出演:女船頭(猿之助),雷(弘太郎).河竹黙阿弥 作.「三、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ) 浜松屋見世先より 稲瀬川勢揃いまで」.出演:弁天小僧菊之助(幸四郎),南郷力丸(猿弥),鳶頭清次(猿之助),忠信利平(亀鶴),赤星十三郎(笑也),浜松屋伜宗之助(鷹之資),番頭与九郎(橘三郎),狼の悪次郎(錦吾),浜松屋幸兵衛(友右衛門),日本駄右衛門(白鸚).Benten
盛綱陣屋は役者が揃った中で,仁左衛門が堂々として美しく,なおかつ心理描写が判り易く印象的だ.特に偽首を見てからの自身への決意と,小四郎・篝火に対する情けが素晴らしい.この仁左衛門に応答する切腹して手負いの小四郎を演じる勘太郎が,立派な芝居.役の小四郎も演ずる勘太郎もいたいけで感動する.Img_20190323_160238
雷船頭は軽妙な踊り,猿之助の色っぽい踊りと弘太郎の愛嬌ある踊りが楽しかった.
弁天娘女男白浪は幸四郎版で.名台詞の連続で軽快な展開.

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2019/03/22

番外:独断的歌舞伎感想文 3月大歌舞伎昼の部 女鳴神/傀儡師/傾城反魂香

日記:2019年3月某日
3月大歌舞伎昼の部を見る.Onnanarukamimin-1
「一、女鳴神(おんななるかみ)龍王ヶ峰岩屋の場」.出演:鳴神尼(孝太郎),雲野絶間之助/佐久間玄蕃盛政(鴈治郎).「二、傀儡師(かいらいし)」.出演:傀儡師(幸四郎).近松門左衛門 作.「三、傾城反魂香(けいせいはんごんこう) 近江国高嶋館の場より土佐将監閑居の場まで〈高嶋館・竹藪〉」.出演:狩野四郎二郎元信(幸四郎),不破入道道犬(猿弥),銀杏の前(米吉),長谷部雲谷(松之助),不破伴左衛門(廣太郎),宮内卿の局(笑三郎),狩野雅楽之助(鴈治郎).「同 〈土佐将監閑居〉」.出演:浮世又平後に土佐又平光起(白鸚),女房おとく(猿之助),土佐修理之助(高麗蔵),百姓庄右衛門(寿猿),将監北の方(門之助),土佐将監光信(彌十郎),狩野雅楽之助(鴈治郎).
鳴神と逆転の女鳴神は,孝太郎の程よい色気と凄みが相俟って,なかなか面白かった.特に最後の鴈治郎の押し戻しが,狂言のバランスをまさに押し戻して素晴らしい.劇場に轟き渡る鴈治郎の大音声が印象的.
傾城反魂香は,初めて見た〈高嶋館・竹藪〉の場が,虎の活躍もあって印象に残ったが,結局姫君がどうなるのかは判らず終い.〈土佐将監閑居〉の場との繋がりも腑に落ちず.
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2019/03/08

番外:独断的歌舞伎感想文 2019年2月歌舞伎座昼の部 すし屋/暗闇の丑松/団子売

日記:2019年2月某日
二月大歌舞伎昼の部を見る.Kabukiza_1poster201902
「一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら) すし屋」.初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言.出演:いがみの権太(松緑),弥助実は三位中将維盛(菊之助),娘お里(梅枝),若葉の内侍(新悟),梶原の臣(吉之丞),梶原の臣(男寅),梶原の臣(玉太郎),六代君(亀三郎),弥左衛門女房おくら(橘太郎),鮓屋弥左衛門(團蔵),梶原平三景時(芝翫).「二、暗闇の丑松(くらやみのうしまつ)」.初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言.長谷川 伸 作,村上元三 演出.出演:暗闇の丑松(菊五郎),丑松女房お米(時蔵),浪人潮止当四郎(團蔵),料理人作公(男女蔵),料理人伝公(彦三郎),料理人巳之吉(坂東亀蔵),料理人祐次(松也),建具職人熊吉(萬太郎),建具職人八五郎(巳之助),杉屋遣手おくの(梅花),湯屋番頭甚太郎(橘太郎),お米の母お熊(橘三郎),杉屋妓夫三吉(片岡亀蔵),岡っ引常松(権十郎).四郎兵衛女房お今(東蔵),四郎兵衛(左團次).「三、団子売(だんごうり)」.出演:杵造(芝翫),お臼(孝太郎).Kabukiza_2poster201902
すし屋は時代歌舞伎を演じることの難しさ(特にいがみの権太が手負いとなってから幕となるまで)をつくづく感じた.松緑は渾身の芝居で,見応えあり.
暗闇の丑松は優れた狂言だが,菊五郎の丑松は暗さや尖ったところがあまりない丑松に見えた.いつか松緑がやる丑松を見てみたい.湯屋番の橘太郎が出色の出来で面白い.
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番外:独断的歌舞伎感想文 2019年2月歌舞伎座夜の部 熊谷陣屋/當年祝春駒/名月八幡祭

日記:2019年2月某日
二月大歌舞伎夜の部を見る.Kabukiza_201902_fff_f330feebf46a183
一、一谷嫩軍記-熊谷陣屋(くまがいじんや)」.出演:熊谷直実(吉右衛門),藤の方(雀右衛門),源義経(菊之助),亀井六郎(歌昇),片岡八郎(種之助),伊勢三郎(菊市郎),駿河次郎(菊史郎),梶原平次景高(吉之丞),堤軍次(又五郎),白毫弥陀六(歌六),相模(魁春).「二、當年祝春駒(あたるとしいわうはるこま)」.出演:工藤祐経(梅玉),曽我五郎(左近),大磯の虎(米吉),化粧坂少将(梅丸),曽我十郎(錦之助),小林朝比奈(又五郎).「三、名月八幡祭(めいげつはちまんまつり)」.初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言.池田大伍 作,池田弥三郎 演出.出演:縮屋新助(松緑),芸者美代吉(玉三郎),魚惣(歌六),船頭長吉(松江),魚惣女房お竹(梅花),美代吉母およし(歌女之丞),藤岡慶十郎(梅玉),船頭三次(仁左衛門).
熊谷陣屋は当代吉右衛門の当たり役,その素晴らしい演技を堪能した.
特に最後の場面,我が子の首を凝視した後花道を去って行く,何とも言えない哀しさ・寂しさの中にやるべきことをしたという微かな笑みを含んだ姿が,感銘的.
名月八幡祭は仁左衛門と玉三郎のお似合いの好演,松緑の狂気にいたる律儀な田舎者の追い詰められ様が,共にはまり役で見応えあり.両方の芝居で歌六の演技がこの人ならではで印象に残った.
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2019/01/27

番外:独断的歌舞伎感想文 2019年1月壽 初春大歌舞伎 夜の部 絵本太功記/勢獅子/松竹梅湯島掛額

日記:2019年1月某日
歌舞伎座で「壽 初春大歌舞伎 夜の部 絵本太功記/勢獅子/松竹梅湯島掛額」を見る.Kabukiza_201901_fff_e9ef5e56968372e
「一、絵本太功記(えほんたいこうき) 尼ヶ崎閑居の場」.出演:武智光秀(吉右衛門),操(雀右衛門),初菊(米吉),武智十次郎(幸四郎),佐藤正清(又五郎),真柴久吉(歌六),皐月(東蔵).「二、勢獅子(きおいじし)」.出演:鳶頭(梅玉),鳶頭(芝翫),芸者(雀右衛門),芸者(魁春).福森久助 作「三、松竹梅湯島掛額(しょうちくばいゆしまのかけがく) 吉祥院お土砂の場 四ツ木戸火の見櫓の場・浄瑠璃『伊達娘恋緋鹿子』」.出演:紅屋長兵衛(猿之助),八百屋お七(七之助),小姓吉三郎(幸四郎).
絵本太功記は配役は5年前に見た時とほぼ同じ,母の死と息子の討ち死にを眺めながら微動だにせず舞台を支配する,吉右衛門の存在感が素晴らしい.幸四郎と米吉の情愛も心に残る.
勢獅子はお正月らしく明るく楽しい.若手で中村鷹之資が獅子舞で出ている.もう19歳なのだ.小柄なのは富十郎に似たのだろうか.
松竹梅湯島掛額は1幕目がドタバタ喜劇で,猿之助その他のギャグがテンポ良く抱腹絶倒.2幕目はお七の悲劇,七之助の人形振りの踊りが素晴らしい.
見応えある夜の部だった.
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番外:独断的歌舞伎感想文 2019年1月 新春浅草歌舞伎 1部2部

日記:2019年1月某日
「新春浅草歌舞伎 1部2部」を見る.Asakusa_2019f4_9d0f304853b1d7c8f260
第1部 お年玉〈年始ご挨拶〉.「一、戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)」.出演:浪花の次郎作実は石川五右衛門(中村歌昇),禿たより(中村梅丸).吾妻の与四郎実は真柴久吉(中村 種之助).「源平布引滝二、義賢最期(よしかたさいご)」.出演:木曽先生義賢(尾上松也),下部折平実は多田蔵人行綱(中村隼人),進野次郎宗政(中村橋之助),御台葵御前(中村鶴松),待宵姫(中村梅丸),矢走兵内(中村種之助),小万(坂東新悟).岡村柿紅 作.「三、芋掘長者(いもほりちょうじゃ)」.出演:芋掘藤五郎(坂東巳之助),友達治六郎(中村橋之助),息女緑御前(坂東新悟),腰元松葉(中村鶴松),菟原左内(中村歌昇),魁兵馬(尾上松也).
第2部.お年玉〈年始ご挨拶〉.「一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)」.出演:曽我五郎時致(尾上松也),曽我十郎祐成(中村歌昇),小林朝比奈(坂東巳之助),大磯の虎(坂東新悟),鬼王新左衛門(中村隼人),化粧坂少将(中村梅丸),工藤左衛門祐経(中村錦之助).岡本綺堂 作.「二、番町皿屋敷(ばんちょうさらやしき)」.出演:青山播磨(中村隼人),腰元お菊(中村種之助),腰元お仙(中村鶴松),放駒四郎兵衛(中村橋之助),後室真弓(中村錦之助).「三、乗合船惠方萬歳(のりあいぶねえほうまんざい)」.出演:萬歳(坂東巳之助),才造(中村種之助),白酒売(坂東新悟),大工(中村隼人),女船頭(中村橋之助),芸者(中村鶴松),子守(中村梅丸),若旦那(中村歌昇),通人(尾上松也).
今回の浅草は踊りが楽しかった.踊りのことなど何も知らない小生がいうので当てにはならぬが,芋掘り長者のラストシーンの楽しさ(芋掘り踊りを,お姫様や腰元からライバルの若殿達までラインダンスで踊り始める),乗合船惠方萬歳の充実感(全員が短い踊りを披露しあうのだがいずれ劣らぬ手練れ揃い)はなかなかのものだ.
一方番長皿屋敷の緊張感はどうだろう.これはやはり岡本綺堂の戯曲が余程良いのだ.幸せの絶頂から絶望に引き落とされるお菊,一片の曇りも無い潔白を菊に疑われた青山播磨の無念さ.これを演じる隼人と種之助の芝居が素晴らしく見応えあり.
新悟,橋之助も充実感あり,鶴松が美しく今後への期待が大.
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2019/01/14

番外:独断的歌舞伎感想文 2019年新橋演舞場 歌舞伎初春大公演-夜の部 鳴神/牡丹花十一代/俊寛

日記:2019年1月某日
「新橋演舞場 歌舞伎初春大公演-夜の部」を見る.Shinbashi_201901_f5_35685a5efa84a10
「一、歌舞伎十八番の内 鳴神(なるかみ)」.出演:鳴神上人(右團次).雲の絶間姫(児太郎).十一世市川團十郎生誕百十年.「二、牡丹花十一代(なとりぐさはなのじゅういちだい)」.出演:鳶頭(海老蔵),手古舞(堀越麗禾),鳶頭(堀越勸玄),鳶頭(右團次),差配人(男女蔵),芸者(児太郎),鳶の者(男寅),芸者(廣松),鳶の者(九團次),差配人(市蔵),茶屋女房(齊入),世話役(家橘),芸者(孝太郎).近松門左衛門 作.「三、平家女護島-俊寛(しゅんかん)」.出演:俊寛僧都(海老蔵),海女千鳥(児太郎),丹波少将成経(九團次),平判官康頼(男女蔵),瀬尾太郎兼康(市蔵),丹左衛門尉基康(右團次).福地桜痴 作.「四、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)」.出演:小姓弥生後に獅子の精(海老蔵),老女飛鳥井(齊入),家老渋井五左衛門(家橘).
休憩入れて5時間を越える長丁場,役者も客も大変である.
鳴神は,右團次が相変わらず何を言っているか判らない.
牡丹花十一代は成田屋万歳の演目だが,堀越麗禾・勸玄の両子役のかわいさが全て引っさらう,これはこれで大いに見応えあり.
海老蔵の俊寛・鏡獅子は海老蔵大奮闘,こちらも素晴らしかった.児太郎が鳴神・俊寛で好演したのも素敵.
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番外:独断的歌舞伎感想文 2019年1月国立劇場「通し狂言 姫路城音菊礎石」

日記:2019年1月某日
歌舞伎「通し狂言 姫路城音菊礎石(ひめじじょうおとにきくそのいしずえ) 五幕九場」を見る.Kokuritu1901010
並木五瓶=作 『袖簿播州廻』より.尾上菊五郎=監修,国立劇場文芸研究会=補綴.出演:尾上菊五郎、中村時蔵、尾上松緑、尾上菊之助、坂東彦三郎、坂東亀蔵、中村梅枝、中村萬太郎、市村竹松、尾上右近、寺嶋和史、寺嶋眞秀、市村橘太郎、片岡亀蔵、河原崎権十郎、市村萬次郎、市川團蔵、坂東楽善 ほか.
播州桃井家のお家騒動を巡る物語.なかなかに筋書は複雑で面白い.Kokuritu1901011
音羽屋の芝居は花があるし,今回は何より寺嶋和史・寺嶋眞秀の子役2名が可愛く,人気をさらっていくところが素敵.
Kokuritu1901012
未だ台詞が入っていなかったり道具立てのタイミングが悪かったり,初日らしいところはあったが楽しい舞台だった.
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2018/12/13

番外:独断的歌舞伎感想文 2018年12月国立劇場「通し狂言 増補双級巴―石川五右衛門」

日記:2018年12月某日
国立劇場で歌舞伎を見る.Dec_flyer4c_final
三世瀬川如皐=作.国立劇場文芸研究会=補綴.国立劇場美術係=美術.「通し狂言 増補双級巴 (ぞうほふたつどもえ) ―石川五右衛門(いしかわごえもん)―四幕九場:中村吉右衛門宙乗りにてつづら抜け相勤め申し候」.
発端 芥川の場.序幕 壬生村次左衛門内の場.二幕目 第一場 大手並木松原の場/第二場 松並木行列の場.三幕目 第一場 志賀都足利別館奥御殿の場/第二場 同 奥庭の場/第三場 木屋町二階の場.大詰 第一場 五右衛門隠家の場/第二場 藤の森明神捕物の場.
主な配役:石川五右衛門(中村吉右衛門),壬生村の次左衛門(中村歌六),三好修理太夫長慶(中村又五郎),此下藤吉郎久吉後ニ真柴筑前守久吉(尾上菊之助),大名粂川但馬(中村松江),大名田島主水/早野弥藤次(中村歌昇),足柄金蔵/大名白須賀民部(中村種之助),次左衛門娘小冬(中村米吉),大名天野刑部/小鮒の源五郎(中村吉之丞),大名星合兵部/三二五郎兵衛(嵐橘三郎),呉羽中納言氏定/大名六角右京(大谷桂三),足利義輝(中村錦之助),傾城芙蓉/五右衛門女房おたき(中村雀右衛門),義輝御台綾の台(中村東蔵).
前半序幕からは,自らの出自を知った石川五右衛門が大望を抱き,勅使に化けて将軍邸に乗り込み,幼馴染みの此下藤吉郎に見破られ,つづらで宙を飛び脱出するという,なかなか派手な展開.
しかし後半では,その前半は全て夢であったというところからスタートし,話のスケールが一挙に小さくなったという印象は否めない.
結局五右衛門は親子の情愛の絡んだ葛藤の挙げ句,此下藤吉郎に捕縛されるのだが,最後の立ち回りも老優吉右衛門にはいささか酷で,通し狂言ではなく途中で止めておけば良かったのにというのが正直なところ.
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